...彼は慨然と自分の失敗を認めた...
...慨然たる決意を持って挑むことが大切です...
...彼女は慨然と彼を許した...
...彼の行動に慨然とした人もいたが、支持する人も多かった...
...慨然とした表情をしている彼を見て、彼女は心配になった...
...」と吐息して慨然たり...
泉鏡花 「海城発電」
...或る晩慨然として私に語った...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...第三回の夜行を粕壁に爲すこととなりけるが、夜光命も來らず、十口坊も來ず、山神慨然として、『妾を伴ひ給へ』と乞ふ...
大町桂月 「粕壁夜行記」
...慨然として答へ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼慨然として答えて曰く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼アウクスボルクに在(あ)りて、衆敵に窘追(きんつい)せらるるや、慨然として曰く、「もし余をして五百箇の首ありて、むしろ尽(ことごと)くこれを失うとも、余が信ずる所の一箇条を改むるを欲せず」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一種慨然たる面持で立ち現われて来た一人の人物...
久生十蘭 「魔都」
...(中略)慨然懐往昔...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...慨然としてこの不満を洩すと...
柳田国男 「予が出版事業」
...寛政七年元旦慨然として歌ふて曰く少小欲レ為二天下器一...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...先生の仁慈(じんじ)惻隠(そくいん)、忠義慨然、呂望(りょぼう)の才を展(の)べ子房の大器を施(ほどこ)すを...
吉川英治 「三国志」
...あんな諂佞(てんねい)の小人に、高官を授けて、水軍をまかせるおつもりだろうか」彼らの帰ったあとで、慨然と、はばからずこう放言していた者は、荀攸(じゅんゆう)であった...
吉川英治 「三国志」
...慨然(がいぜん)と...
吉川英治 「三国志」
...関羽は慨然また長嘆...
吉川英治 「三国志」
...いつまでも碌々(ろくろく)蜀門の番犬に甘んじておるわけでもあるまいが」などと慨然...
吉川英治 「三国志」
...後醍醐は慨然とこう呟かれた...
吉川英治 「私本太平記」
...慨然(がいぜん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...慨然(がいぜん)と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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