...遂に吾等を危險に導かずには置かない...
會津八一 「趣味の向上」
...阿Qは煙管(きせる)を置いて立上った...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...飲食装置のことだね...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...殆ど記憶にも残らない程小規模のものであった事を附加(つけくわ)えて置けば沢山です...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...彼女は重ね箪笥の上に置いてあった長い箱を取り下ろして...
近松秋江 「黒髪」
...城下外れでお築山という方面に卒の下等に属するお仲間という者を置いてあった棟割長屋があったのを他へ移して...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...当日は全部で五個の装置を用いて...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...此時(このとき)床(とこ)の間(ま)に置(お)いた洋燈(らんぷ)の油(あぶら)が減(へ)つて...
夏目漱石 「門」
...家中の者が一目も二目も置いております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二枚看板の小唄の方に重点を置き...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...泣いてもゐなかつた)を身邊(まはり)に置いて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...随分思ひ切つた手紙を書いて置いてつたわ...
牧野信一 「妄想患者」
...為山氏は善き衣善き駒下駄を著(つ)け金が儲(もう)かれば直(ただち)に費しはたすに反して不折君は粗衣粗食の極端にも耐へなるべく質素を旨として少しにても臨時の収入あればこれを貯蓄し置くなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...美術に対し今まで低い位置に追いやられていた工藝が重い意義を齎(もた)らすではありませんか...
柳宗悦 「民藝の性質」
...その中には爺と婆との木像が置いてありました...
柳田國男 「日本の伝説」
...沿岸の防備を固めるようにと白川侯に強硬な進言をした」「それだけですか」「それだけさ」蔵人はふくべを置いた...
山本周五郎 「風流太平記」
...地面(じべた)へジカに置いた座布団の上にドッカリと坐って...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...内から鍵をかって置いて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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