...前にも言った通り七時前に晩餐を食うのが魯鎮の慣わしだからだ...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...昔からの商店の慣わしである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...白樺の浴箒(はたき)〔(これで皮膚を叩いて発汗を十分にするのが蒸風呂の慣わしである)〕を使ってよく汗を取る...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...多くの人々にとって慣わしであるように...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...又何故自然科学の理想的典型として王位に就けられるのを慣わしとするかは...
戸坂潤 「科学方法論」
...疵物じゃとかと申すのが慣わし故...
直木三十五 「南国太平記」
...武士の慣わしじゃ」深雪は...
直木三十五 「南国太平記」
...それを豎牛が病人の枕頭に持って来るのが慣わしであったのを...
中島敦 「牛人」
...金を湯水のごとく費(つか)う者の慣わしで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人に会わぬその慣わしを心得ているゆえ門弟たちはこの忙(せわ)しない客をもてあましきっているふうだったが...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...こんなふうに呼び慣わしては...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...まことさえあれば仏様の御心に通じるものだからと云い慣わして...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...それが戦場の慣わしと思って枉(ま)げて承服して頂きたいものです...
夢野久作 「戦場」
...名誉の武士は居付かぬ慣わしじゃ...
夢野久作 「名君忠之」
...三日のあいだは何のかのと内輪の式事や客往来の慣わしがあり...
吉川英治 「新書太閤記」
...生命を楽しませて酔い歌う慣わしであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...附近の俚俗(りぞく)の呼び慣わしで...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...この病院では軽症患者は医局まで診察を受けに行くのが慣わしであった...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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