...小さい時から慣れっこになってるんですもの...
有島武郎 「或る女」
...日頃突飛(とっぴ)なことには慣れっこの探偵助手だ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...もはや世人の耳に慣れっこになってしまったのだ」「世のなかが文明になって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...しばらくいると直ぐ慣れっこになって...
谷譲次 「踊る地平線」
...犯罪の子細などには慣れっこであるはずの刑事探偵ですら...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...子供の時分から慣れっこになっていますから」お島は笑いながら応(こた)えた...
徳田秋声 「あらくれ」
...彼女にはそれがもう慣れっこになっていたのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...このごろは慣れっこになってしまったのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ私達の眼が慣れっこになったので怪物(ばけもの)に見えなくなってしまったのに過ぎない...
平井金三 「大きな怪物」
...もうそういう気まぐれな私には慣れっこになっているので...
堀辰雄 「晩夏」
...それに慣れっこの自分はともかくも...
堀辰雄 「卜居」
...甥っ子をひどくののしるのには慣れっこだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...電報ごときには慣れっこのはずだが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...こんな脅しには慣れっこだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...日を経(へ)るにしたがって慣れっこになり...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...君の胃の腑はそれに慣れっこになってしまう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すっかり慣れっこになってしまっていた...
山川方夫 「歪んだ窓」
...自分の鼻が慣れっこになればなるほど...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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