例文・使い方一覧でみる「愴」の意味


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...一種の悲なる感情を覺えざるを得ない...   一種の悲愴なる感情を覺えざるを得ないの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」

...宇宙の風景はあまりに悽(せいそう)で...   宇宙の風景はあまりに悽愴での読み方
海野十三 「宇宙尖兵」

...一つの凄な精力が...   一つの凄愴な精力がの読み方
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」

...これとても作者の心持見方から来た凄ではない...   これとても作者の心持見方から来た凄愴ではないの読み方
田山録弥 「文壇一夕話」

...年の暮れを一種悲なものと感じている...   年の暮れを一種悲愴なものと感じているの読み方
戸坂潤 「現代日本の思想対立」

...又その鋳物を懐ろにして惶(さうくわう)と店を出た...   又その鋳物を懐ろにして愴惶と店を出たの読み方
長與善郎 「青銅の基督」

...「悲(パセティック)シンフォニー」がモスコーで演奏された日チャイコフスキーの不慮の死は伝えられた...   「悲愴シンフォニー」がモスコーで演奏された日チャイコフスキーの不慮の死は伝えられたの読み方
野村胡堂 「楽聖物語」

...聖者のような悲な顔で...   聖者のような悲愴な顔での読み方
久生十蘭 「我が家の楽園」

...己は然と眼をなげてゐた...   己は愴然と眼をなげてゐたの読み方
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」

...悲なる來者は彼をそんな風に來らしめた者に...   悲愴なる來者は彼をそんな風に來らしめた者にの読み方
堀辰雄 「クロオデルの「能」」

...田舎空気には半日も落ついては居られずに妙に遠慮深くそわ/\として慌(さうくわう)と引きあげてしまつたものである...   田舎空気には半日も落ついては居られずに妙に遠慮深くそわ/\として愴慌と引きあげてしまつたものであるの読み方
牧野信一 「小川の流れ」

...そんな悲な決心まで子供の私はしたのであった...   そんな悲愴な決心まで子供の私はしたのであったの読み方
柳田国男 「故郷七十年」

...惶(そうこう)として階段を駈け降りた...   愴惶として階段を駈け降りたの読み方
夢野久作 「少女地獄」

...燐火の海のようにギラギラと眼界に浮かみ上っては又グウウ――ンと以前(もと)の闇黒の底に消え込んで行く凄(せいそう)とも...   燐火の海のようにギラギラと眼界に浮かみ上っては又グウウ――ンと以前の闇黒の底に消え込んで行く凄愴ともの読み方
夢野久作 「戦場」

...凄感、妖美感に昏睡せしむるであろうかは、筆者の想像の及ぶところでないであろうことをここに謹んで付記しておく...   凄愴感、妖美感に昏睡せしむるであろうかは、筆者の想像の及ぶところでないであろうことをここに謹んで付記しておくの読み方
夢野久作 「二重心臓」

...凄(せいそう)な眉と...   凄愴な眉との読み方
吉川英治 「三国志」

...そして依然、大波天にみなぎり、乱雲のあいだからほのかな月光さえさして、一瞬は晃々と冴え、一瞬は青白い晦冥(かいめい)となり、悽の気、刻々とみちていた...   そして依然、大波天にみなぎり、乱雲のあいだからほのかな月光さえさして、一瞬は晃々と冴え、一瞬は青白い晦冥となり、悽愴の気、刻々とみちていたの読み方
吉川英治 「三国志」

...ただ悽(せいそう)な鬼気だけがシーッと凍りつめてくる...   ただ悽愴な鬼気だけがシーッと凍りつめてくるの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

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