...五つになる可愛い女の子で...
石川欣一 「比島投降記」
...人間は誰でも自分より可愛いゝものはないと云ふけれどそれは本当だと思ひます...
伊藤野枝 「従妹に」
...可愛い人へ、義雄...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...可愛い不思議な生きもの...
太宰治 「女の決闘」
...息子がいふ事をきかないで(世の中に孫ほど可愛いものはないさうな)目先の流行ばかり追うてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...此可愛い坊ちやんの教育をどうなさいますか...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...誰があの可愛いエルシーなどを傷つけるものか! 私は彼の女を威かしはしたかもしれないが...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...」とお増は小さい可愛い手頭(てさき)に摘んだ巻莨などを喫(ふか)して...
徳田秋声 「足迹」
...「可愛いやつでした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...可愛いければ可愛いいほど快活な気分になって...
豊島与志雄 「裸木」
...探偵もそうまともにくると可愛いところがある」「おれが探偵」「探偵でないから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...こんな可愛い者さへあるに...
樋口一葉 「にごりえ」
...一口(しとくち)いう二口目には直(じき)に揚足を取るようだと義理にも可愛いと言われないけれど...
二葉亭四迷 「浮雲」
...可愛い政子さんを独りぼっち遺してお亡くなりになる時...
宮本百合子 「いとこ同志」
...実に可愛い様子です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...でも太郎が可愛いの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まあ可愛い花嫁だこと...
山本周五郎 「やぶからし」
...そんな可愛い所のある人でも...
吉川英治 「親鸞」
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