...この心吾この身を惜しむために発するに非ず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...もうこの辺で名残(なご)りを惜しむ方が...
中里介山 「大菩薩峠」
...名を惜しむという...
三木清 「人生論ノート」
...我身を惜しむにはあらず我はこれ仏法の器物なり...
南方熊楠 「十二支考」
...惜しむべきのはなはだしきなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...益健全の価値を知ってそのためにつくし骨を惜しむまいとするところにあると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...家族たちとの別れを惜しむために各自が家のほうへ行っていてだれもいない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分のためにはなおさら同じ努力を惜しむことはできない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...できるだけ出し惜しむことにしよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それを失ったからとてさほどに惜しむにもあたらないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たいせつなのは命を惜しむことだ...
山本周五郎 「死處」
...併(しか)し強情我慢の名を惜しむ二人はここでヘタバッてなるものかと歯を噛みしめて...
夢野久作 「近世快人伝」
...こういう惜しむべき人間もまた...
吉川英治 「三国志」
...これを惜しむ人もあった...
吉川英治 「三国志」
...――惜しむべき人間だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...生命は惜しむのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この惜しむべき敵を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その時信者たちが別れを惜しむ有様は...
和辻哲郎 「鎖国」
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