...元より悧巧な女でございますから...
芥川龍之介 「地獄変」
...君は怜悧過ぎる癖にまた隨分拔作でもあるから...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...負傷せる蟻の――怜悧にして敏捷なる蟻の――あのもがきやうはどうだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...怜悧(りこう)らしくちょいちょい一座を見渡しながら...
有島武郎 「フランセスの顔」
...悧巧なずるいことは出来なかつたのです...
伊藤野枝 「従妹に」
...悧巧者だな、お前は」房一は満足げに、かへつて来た犬の頭をかるくたゝいた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...「悧巧な子じゃ!」と...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...御歌所に干渉して朝鮮人に愛想をふりまく悧口者はあるが...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...そしてパリーでは皆怜悧(れいり)なので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女の我儘な利己的な一轍な残忍さを迎合的な小悧口さで蔽った性質...
豊島与志雄 「理想の女」
...ひとりの怜悧(れいり)なユダヤ人が住んでいて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかし怜悧(れいり)に研(と)ぎ澄(すま)すものであった...
夏目漱石 「明暗」
...「一の方が少し小悧巧(こりこう)のようだな」と叔父が評した...
夏目漱石 「明暗」
...お前は思いの外悧巧(りこう)そうだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悧巧(りかう)なところが殘つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とても悧巧者で、ちやんとやつてゆけるよ...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...「空二さんはお怜悧さんでせう」婦人はまた両手を伸ばして空二を抱き上げようとする...
原民喜 「雲雀病院」
...実際凡庸な民衆はあの怜悧(れいり)な個人より...
柳宗悦 「工藝の道」
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