例文・使い方一覧でみる「悠然」の意味
スポンサーリンク...彼女は悠然とした表情で話を聞いた... 
...山々の間に広がる美しい景色に、悠然とした気持ちになった...
...彼は悠然とした生き方をしている...
...一人旅をすると、悠然とした時間が過ごせる...
...悠然とした気分で、好きな音楽を聴きながら読書するのが好きだ...
...「敷島」を出して成るべく悠然（ゆつくり）と喫ひ出したが...
石川啄木 「病院の窓」
...何分にも先程から氣が悠然（ゆつたり）と寛大になつてるので...
石川啄木 「病院の窓」
...酒を水でも飲むような無表情な顔で悠然と飲んでいる...
高見順 「如何なる星の下に」
...と憎々しげにせせら笑って悠然（ゆうぜん）と引き上げ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...出来るだけ悠然と彼女の腕をとってまた通りへ退却した...
谷譲次 「踊る地平線」
...陶然として歩を運び悠然として山を観るのである...
種田山頭火 「行乞記」
...悠然として生死を明らめるのである...
種田山頭火 「行乞記」
...自分ながら感心するほど悠然として朝寝をする...
種田山頭火 「私の生活」
...悠然として君ひとり好めるまゝに計らへり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...私は悠然と落ちた帽子を拾い着崩れた着物の襟を合わせ...
西尾正 「陳情書」
...悠然（ゆうぜん）と...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...村道の中ほどを悠然と歩いてゐる老人の姿を見つけると...
原民喜 「小さな村」
...跛（ちんば）をひいているだけだ」悠然とスープをしゃくっていたが...
久生十蘭 「だいこん」
...悠然として出現したのである...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...原稿料を文士は平然として取るやうに俳人は悠然として染筆料を取らねばならぬのだ...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...湧き立つばかりの・力のあふれた・充実した・悠然たる・健康を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...悠然と席についた姿は...
吉川英治 「三国志」
...（この人は、正直だ、だが小心だ、助けてやろう）こう考えたから小次郎は、わざと、鷹を持ち出して、武蔵との試合などは、念頭から忘れるように、わざと側から仕向けているのに、当の清十郎の身になると、そう悠然とは、構えていられないらしいのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利！手書き漢字入力検索