...これは「恥知らずな陰口」にすぎない...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...こんな乱暴な恥知らずの...
太宰治 「グッド・バイ」
...君みたいな恥知らずを産んだ親の顔が見たいや...
太宰治 「グッド・バイ」
...堀木は内心、自分を、真人間あつかいにしていなかったのだ、自分をただ、死にぞこないの、恥知らずの、阿呆のばけものの、謂(い)わば「生ける屍(しかばね)」としか解してくれず、そうして、彼の快楽のために、自分を利用できるところだけは利用する、それっきりの「交友」だったのだ、と思ったら、さすがにいい気持はしませんでしたが、しかしまた、堀木が自分をそのように見ているのも、もっともな話で、自分は昔から、人間の資格の無いみたいな子供だったのだ、やっぱり堀木にさえ軽蔑せられて至当なのかも知れない、と考え直し、「罪...
太宰治 「人間失格」
...恥知らずの手紙を二つ書く...
種田山頭火 「其中日記」
...この俺は大変な恥知らずの悪漢にされちまったのさ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...次第に恥知らずになって...
徳田秋声 「仮装人物」
...そこまで恥知らずの彼女とも思わなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...何という恥知らずの人民どもでしょう! 国王の名によってということは今日...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...恥知らずの売女(ばいた)めが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...できるだけ愚にもつかないことを恥知らずの無学な筆で下品に書き流せばいい...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...私の眼の前で私自身の朝飯を恥知らずにも平らげてから...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...何といふ恥知らずなことであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...大恥知らずと散々ののしられた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...恥知らずな人間の悪魔です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
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室生犀星 「愛の詩集」
...こんな恥知らずをよこして...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...わたしは恥知らずな...
山本周五郎 「おれの女房」
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