...もっと恥じらいの深い小さい女が...
太宰治 「新ハムレット」
...新婦の竹青は初(う)い初(う)いしく恥じらいながら影の形に添う如くいつも傍にあって何かと優しく世話を焼き...
太宰治 「竹青」
...アルクイスト 笑い――恥じらい――守ること...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...うわべをつくろう恥じらいもなく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ことにその困窮な身分についての誤った恥じらいから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...オリヴィエは多少恥じらいながらも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...青年期にあった男の恥じらいが少しもないのだ...
林芙美子 「晩菊」
...レスブリッジを見つめる目には恥じらいと控えめが半ばしているが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...恥じらいすら瞳に浮かんでいる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...さもこそは寄るべの水に水草(みぐさ)ゐめ今日のかざしよ名さへ忘るると恥じらいながら中将は言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そしてスカートをはいたら再び恥じらいを取りもどさねばなりません」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やはりいくらかあのプルタルコスが物語っている「愚かな恥じらい」みたいなものを持っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ことわたし自身に関する場合は((c)ホメロスは「貧乏人にとって恥じらいは愚かなる徳なり」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少しの恥じらいもなく平気で見かえすことのできる人は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...つい気が引けて……」と恥じらいを含んだ鼻の表現が...
夢野久作 「鼻の表現」
...恥じらい顔だった...
吉川英治 「私本太平記」
...僧侶とみて、恥じらい顔に...
吉川英治 「私本太平記」
...若い武蔵は顔の血に恥じらいをふくんだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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