...對象の精髓を掴んで其處に萬物の底に流るゝ「心」を發見することであるかも知れない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...どこに発見すればいいかという問題は...
海野十三 「火星兵団」
...人々のゆだんを見すまして...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...大神はそれを見すまして...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...普通の日本風の二階建は低くして見すぼらしいから...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...立派なる洋館も散見す...
寺田寅彦 「東上記」
...子音ただ一つをもつ語の割合をはなはだしく大きく見すぎた事である...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...もし西洋そのままの西洋料理を味おうとしたなら銀座界隈の如何なる西洋料理屋もその目的には不適当なる事を発見するであろう...
永井荷風 「銀座」
...当人の相当に驚き呆れるのを見すました上で...
中里介山 「大菩薩峠」
...この「晒し者」を一見すると卒倒するばかりに気色ばんだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「どうも長岡先生の論文を拝見するのは少し閉口なんだが」といって...
中谷宇吉郎 「長岡と寺田」
...或る種の画家や美術家――例えば北斎など――に発見する...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...また癩者独特の治療法を発見することもある...
北條民雄 「癩院記録」
...未読の書を瞥見する毎に異様な圧迫を覚えてならない...
牧野信一 「五月のはじめ」
...しかし余はかつて人に見するにはあらで自分の一日の生活を極めて詳細に書きて見たしと思ひし事あり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...「私たちがお顔を拝見すると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...* モンテーニュはここで婦人をいささか低く見すぎているようであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こんな妙な布石を拝見するのは初めてでございますわ」「それはおれのせいじゃない」図書助はこう突っぱねた...
山本周五郎 「半之助祝言」
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