...より放恣なる王安石也...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...左大臣が権勢を恣(ほしいまゝ)にしていた間こそ...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...一々の物語のそういう解釈は確実な根拠がない恣意のものであるために...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...君江は今までいかほど淫恣(いんし)な生活をして来ても...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...唯懶惰(らんだ)淫恣(いんし)な生活のみを欲している女ほど始末にわるいものはない...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...この放恣浩蕩(ほうしこうとう)なる自己陶酔から...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中谷宇吉郎 「雪」
...または利己的勉学を恣(ほしいまま)にすべきの時ならず...
新渡戸稲造 「我が教育の欠陥」
...恍惚として驕りあがつた放恣な美女が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...至急の急は則ち性慾を恣(ほしいまま)にするの一事にして...
福沢諭吉 「女大学評論」
...政府の権を犯して恣(ほしいまま)に人を殺し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...唐人數多渡りて家居を設けて漁獵を恣す...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...辛抱強い研究と十分立証された証拠に代えるに放恣な空想と無根拠な主張をもってすれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...利得ヲ恣(ほしいまま)ニセシ形跡アリ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一として放恣(ほうし)ならざるはない...
吉川英治 「三国志」
...十数人を一瞬に突き伏せさせるなどという勇名を恣(ほしいまま)にさせるような場合も絶えずある...
吉川英治 「新書太閤記」
...治安ノ警吏ニテ有リナガラ大酒乱酔ヲ恣(ホシイママ)ニシ劇場ヲ騒ガセ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...掠奪・放火・撃沈・殺戮など残虐を恣(ほしいまま)にしたと云われる...
和辻哲郎 「鎖国」
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