「恚」の意味
怒りや恨みの感情
小説での「恚」の使い方
...けれども腹綿は恚忿と殺意のために煮えくりかへつてゐるらしく眼がしらや言葉のはしはしが兒蛇の舌のやうにちろちろ燃えあがつてゐるのが私にさへたやすくそれと察知できるくらゐに...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...おろそかなる味はひ落ちぶれたる衣には瞋恚(しんい)の思ひ浅からず...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...片時もその苦しさをやすめることが出來ないやうな生活と比べたなら? あのやうな無理な壓制が行はるゝやうな生活と比べたなら? またその身が不斷にやつてゐるやうな愼恚と嫉妬の生活と比べたなら? 大勢の妃を竝べて...
田山花袋 「道綱の母」
...瞋恚と煩悶と嫉妬と爭鬪とで滿たされた生活とこの高遠な普通ではわからない學問にのみ精進してゐる生活と...
田山花袋 「道綱の母」
...かの女は何んなにいろいろな瞋恚や嫉妬や不平や悔恨を捨てゝ來たか知れなかつた...
田山花袋 「道綱の母」
... 5瞋恚を起すつらき言紆餘曲折に宣んし曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かくて瞋恚の父と共...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 205瞋恚を胸に蓄へて互に離れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...斯くの如くにして閣下の内閣を夢想したる属僚の絶望と憤恚とは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「瞋恚というのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...生食スレバ恚(イカリ)ヲ増シ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...予(かね)て訓(おし)え置いたに何故子を伴れて出ぬぞと恚(いか)る...
南方熊楠 「十二支考」
...瞋恚っていうのよ...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...みづからの嗔恚を戒めらるる歌の此集に多きを見れば...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...憤恚(ふんい)の形相を黒装束の者どもに向けて...
吉川英治 「剣難女難」
...理性と瞋恚(しんい)のあいだに迷いぬく姿であった...
吉川英治 「私本太平記」
...それだけに人目のない二人だけの時にはどんなに――と瞋恚(しんい)の炎(ほむら)に燃えて邪推もされる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...しかるに痴愚なる人は財宝を貯え嗔恚を抱く...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
- 野球選手の松井秀喜さん: 秋季キャンプで情報収集に徹する巨人新監督 ⚾
- 野球選手の秋山翔吾さん: 広島残留を表明し、来季も攻守で活躍を誓う。 ⚾
- 野球選手の中川圭太さん: 阪神が獲得を目指す大型FA候補の強打者 ⚾
