...――天(あま)翔(かけ)る鵠(くぐひ)のむれと...
芥川龍之介 「パステルの龍」
...(たとへば小品「鵠沼行(くげぬまゆき)」にしても)写生の妙を極めないものはない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...しかしそれは正鵠(せいこく)を得ていない...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...とくにこの時局に際して正鵠(せいこく)を失したものであるといわねばならない...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...或る程度まで正鵠(せいこく)を射ていることを確めた...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...)鵠沼に移つてゐた芥川から...
小穴隆一 「二つの繪」
...」芥川は鵠沼で僕にさういふことを言つてゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...「沙羅の花」以來「支那游記」「三つの寶」に至るまでの芥川の本の表紙の字を書いてゐた、(「三つの寶」は、芥川が死ぬと言ひだしてから、僕も鵠沼、田端と轉居、仕事があちらで少し、こちらで少しとなつてゐたので出版が死後となる、)僕の一番下の尚子が危篤で一寸東京へ行くのを、芥川は藤澤の驛までと言つて送つてきて、町で尚子にと言つて紅いばらを一束買つてくれた...
小穴隆一 「二つの繪」
...鵠沼にゐるのであるかどうかはそれは知らぬ...
小穴隆一 「二つの繪」
...ぼつぼつ始めかけてゐるところへ又ひよつくり中村武羅夫氏が鵠沼への歸途を秋聲氏を訪ねてやつて來ました...
近松秋江 「初雪」
...芥川龍之介が鵠沼の東家に滯在中だつたので...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...正鵠(せいこく)を得ているものが多いと思う...
三木清 「西田先生のことども」
...そして私は十二日に鵠沼にいる女友達で小原さんというのを見舞に行ってやって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たまたまそれをさし向ける対象が正鵠(せいこく)を得ていても...
森鴎外 「寒山拾得」
...偶(たま/\)それをさし向(む)ける對象(たいしやう)が正鵠(せいこく)を得(え)てゐても...
森鴎外 「寒山拾得」
...実質的に最も正鵠(せいこく)を得た着想であるのを否むことができぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...五夜看レ巣寡鵠哀...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...大正四年八月鵠沼にて和辻哲郎...
和辻哲郎 「「ゼエレン・キェルケゴオル」序」
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