...「きのう伯母(おば)さんやおばあさんとみんな鵠沼(くげぬま)へやりました...
芥川龍之介 「死後」
...(十五・五・二十四・鵠沼(くげぬま)にて)...
芥川龍之介 「又一説?」
...しかしそれは正鵠(せいこく)を得ていない...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...凡(およ)ソ半年ホドヲ鵠沼(くげぬま)ニ辛棒シテオリマシタガ...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...それで僕は鵠沼にいつて芥川に會つた...
小穴隆一 「二つの繪」
...僕の僅か半年にも滿たなかつた鵠沼のその生活は所詮(芥川の姉の夫の西川氏が鐵道自殺をしたので...
小穴隆一 「二つの繪」
...)佐藤春夫これら鵠沼の話のなかには...
小穴隆一 「二つの繪」
...鵠沼にゐるのであるかどうかはそれは知らぬが...
小穴隆一 「二つの繪」
...二三 鵠の渡る線の形容か...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...鴻鵠(こうこく)の志は燕雀(えんじゃく)の知る所にあらず...
高浜虚子 「子規居士と余」
...雷電の火の種子が一部は太陽から借りられたものであるとの考えも正鵠(せいこく)を得ていると言われうる...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...話の正鵠を失することがあるかも知れないが...
豊島与志雄 「好意」
...何時(いつ)の間にか靖国(やすくに)神社の華表際(とりいぎわ)に鵠立(たたずん)でいる...
二葉亭四迷 「浮雲」
...かの水精(ナイアス)の水したたる白い御手(おんて)に滋味を吸う鵠(こう)の鳥...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...もし間違いがあっては正鵠を失するといって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...正鵠(せいこく)を得ているものが多いと思う...
三木清 「西田先生のことども」
...鵠沼辺に住んでいることなどきいています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...鵠の王は馴れるようだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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