...「きのう伯母(おば)さんやおばあさんとみんな鵠沼(くげぬま)へやりました...
芥川龍之介 「死後」
...固より出てゐないものを認めた點に於いて君の觀察は大體正鵠を得てゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...エッフェル塔の天辺(てっぺん)に鵠(こうのとり)が巣をかけたようね...
海野十三 「遊星植民説」
...あづまや(鵠沼の宿屋)で...
小穴隆一 「二つの繪」
...鵠沼へ移轉するために...
小穴隆一 「二つの繪」
...下島へは明日か明後日頃鵠沼へと言つてゐる...
小穴隆一 「二つの繪」
...鵠沼を引きあげると...
小穴隆一 「二つの繪」
...ぼつぼつ始めかけてゐるところへ又ひよつくり中村武羅夫氏が鵠沼への歸途を秋聲氏を訪ねてやつて來ました...
近松秋江 「初雪」
...話の正鵠を失することがあるかも知れないが...
豊島与志雄 「好意」
...それでも時々は今でも観音様の屋根に鵠(こう)の鳥(とり)が巣を食っているだろうぐらいの考にふらふらとなる事がある...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...両親は東京を遠慮するといって鵠沼へひっこんだが...
久生十蘭 「黄泉から」
...もし先天的に存在する美の標準(あるいは正鵠(せいこく)を得たる美の標準)ありとするも...
正岡子規 「俳諧大要」
...寿江子が鵠沼から来ると大抵私の方にいる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その点では鵠沼はましですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...森の中の泉、鵠、裸体の美人、こんな物を未来を予想して夢に見ていました...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...がはたして正鵠(せいこく)を射ていたかどうか...
山本周五郎 「新潮記」
...鵠(こう)の羽(はね)の征矢(そや)をえびらに負っておられたという...
吉川英治 「私本太平記」
...そのころ私は鵠沼(くげぬま)に住んでいた関係で...
和辻哲郎 「漱石の人物」
便利!手書き漢字入力検索