...「原稿料を半分頂戴」といって来たには恐れ入る...
石川欣一 「可愛い山」
...手帳を出して棒読みは恐れ入る...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...アーサー・ヤングをも含めて多くの農業上の有名な著作によって少しも恐れ入ることなく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...主人は恐れ入るかと思うと「あの師匠はいやに上品ぶって自分だけ人間らしい顔をしている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「何でも大勢であいつの垣根の傍(そば)へ行って悪口をさんざんいってやるんだね」「そうしたらきっと恐れ入るよ」「しかしこっちの姿を見せちゃあ面白くねえから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...突立(つった)っているものかね」「刑事だって懐手をしないとは限るまい」「そう猛烈にやって来ては恐れ入るがね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「静岡の伯父に譲らざる東京通なるには恐れ入る」「いくらでも恐れ入るがいい」「ハハハ日本堤分署と云うのはね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...すぐ冗談にしてしまう」「燕雀(えんじゃく)焉(いずく)んぞ大鵬(たいほう)の志(こころざし)を知らんやですね」と寒月君が恐れ入ると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「お前が恐れ入ることはないさ...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...大発明だと恐れ入る訳には行かぬ...
正宗白鳥 「論語とバイブル」
...恐れ入る外はござりませぬ」すると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「オオそんなに恐れ入るには及ばぬ...
夢野久作 「白髪小僧」
...乗物まで頂戴しては恐れ入る」「御遠慮には及ばん...
吉川英治 「江戸三国志」
...私事を申しては恐れ入るが...
吉川英治 「大岡越前」
...おそれいりました」「ただ恐れ入るじゃあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...何うなといいのだ』『では恐れ入るが』『越したばかりじゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...これだけでよろしゅうござるか』『あ……恐れ入る...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...恐れ入るかと思いのほか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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