...嘲けるもの他を嘲(あざけ)るものは同時に又他に嘲られることを恐れるものである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...解散もとより恐れるものではありません...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...ある者は個性の死滅を恐れる...
有島武郎 「運命と人」
...象といふ動物はひどく鼠を恐れる...
薄田泣菫 「茶話」
...例えば私が欲する場合、恐れる場合、肯定する場合、否定する場合がこれであって、この場合私はつねにもちろん或るものを私の思惟の対象として把捉するが、しかし私の思惟はかかる、もののかたどり以上にさらに或るものを含んでいる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これに反して誤った傾向に生徒を導くような事があっては生徒の科学的の研究心は蕾(つぼみ)のままで無惨にもぎ取られるような事になりはしないかと恐れるのである...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...もし恐れる処があるとすれば...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼等を圧殺しはしないかを恐れるのみだ...
豊島与志雄 「美醜」
...然らば単に矩を踰えないことのみを恐れるようでは...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...恐れるようすもなく...
久生十蘭 「ひどい煙」
...憂鬱なハイネは黙ってゐた四八年と五年との考量が三五年の彼の日暦の上にあった彼は友人から肩をたゝかれるのを恐れるように腕を組み...
槇村浩 「長詩」
...しかしアメリカ土人がその社会の縮少を恐れる様を現わし...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それらの者の後日の復讐を恐れる家人との心は共に平靜を失つてしまつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...(ルクレティウス)死は無よりもなお恐れるに足らないものだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「わたしは恐れる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...恐れるにはたらん...
吉川英治 「私本太平記」
...何物があろうと恐れることはない...
吉川英治 「親鸞」
...次に名ざしを受けるのを恐れるかのようにみな隅へ寄り...
吉川英治 「宮本武蔵」
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