...漁業で、網を引き裂かないようにするために設置する板のこと。「馬方板」。...
...日本舞踊で、男性の脇に立ち、太鼓を叩いたり、呼吸やリズムの指導をする脇方のこと。「馬方」。...
...引手(ひきて)も馬方(うまかた)もない畜生(ちくしやう)が...
泉鏡太郎 「十六夜」
...――蠅男ラシキ人物ガ三五六六五号ノ自動車デ宝塚ヨリ有馬方面へ逃ゲル...
海野十三 「蠅男」
...一方を馬方の男の児にして...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...馬方のような粗末な靴(くつ)と...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そのほか仲間(ちゅうげん)、槍持(やりもち)、挟箱担(はさみばこかつ)ぎ、馬方に至るまで、みな人足の肩を借りたり手を借りたりして、なかなか大業(おおぎょう)なことでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに附添った侍と馬方との行方(ゆくえ)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし、先生が頑(がん)としてこの乗り方を改めないものですから、馬方もぜひなく、そのまま馬をひき出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「何だ/\」覗けば、馬方の三次、飼糧切(かひばき)りの中に首を突つ込んだまゝ、紅に染んで死んで居たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...馬方 (馬と共に歩きながら...
三好十郎 「鈴が通る」
...そんな――馬方 ハハハハ...
三好十郎 「鈴が通る」
...婆さまかよう?そめ おかつや――馬方 ああ内の人かよ...
三好十郎 「鈴が通る」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
...主として馬方(うまかた)が篤志(とくし)ではこんだということで...
柳田国男 「母の手毬歌」
...牛方(うしかた)・馬方の隊商は男ばかりになる...
柳田国男 「木綿以前の事」
...どうせ馬方や荷持などは...
吉川英治 「江戸三国志」
...侍は中でも一番不馴れらしい馬方を指して...
吉川英治 「剣難女難」
...気楽な馬方(うまかた)の真似(まね)をしたら...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...バルメラ男爵は馬方に...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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