...漁業で、網を引き裂かないようにするために設置する板のこと。「馬方板」。...
...日本舞踊で、男性の脇に立ち、太鼓を叩いたり、呼吸やリズムの指導をする脇方のこと。「馬方」。...
...この場合において馬方(うまかた)は資本家であり...
寺田寅彦 「鑢屑」
...馬方(うまかた)や行商人など数人の男が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「なんだ!」とそれをきいていた一人の馬方が太い笑いを立てながら叫んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...商人や馬方などすべての他の旅客らは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...車力(しゃりき)や馬方(うまかた)が多い時には五人も六人も休んで飯をくっている事もあった...
永井荷風 「日和下駄」
...荷車の馬は馬方(うまかた)と共につかれて...
永井荷風 「日和下駄」
...荷車の馬は馬方と共につかれて...
永井荷風 「水 附渡船」
...それに附添った侍と馬方との行方(ゆくえ)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで唯一の証拠人であった馬方を捉えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬方がヒヤリと肝を冷やして...
中里介山 「大菩薩峠」
...その前で多数の雲助が「馬方蕎麦(そば)」の大盤振舞にありついているところです...
中里介山 「大菩薩峠」
...「何だ何だ」覗けば、馬方の三次、飼糧(かいば)切りの中に首を突っ込んだまま、紅(あけ)に染んで死んでいたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...馬方 (はるかに...
三好十郎 「鈴が通る」
...イカシ粃をイカシと呼んで居る地方もある(但馬方言集)...
柳田國男 「食料名彙」
...百舌はその友人の馬方であった...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...それを前世の馬方が生れ替って...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...「こんどの男は馬方で...
山本周五郎 「さぶ」
...「小僧め、何をしているのか、遅うござりまする」「幾歳(いくつ)だろう、あの少年は」「十一だそうで」「早熟(ませ)ているな、年のわりには」「何せい、七歳(ななつ)ぐらいからあの居酒屋へ奉公しておりますので、馬方やら、この辺の紙漉(かみす)きやら、旅の衆に、人中(ひとなか)で揉(も)まれておりますでな」「しかし――どうして左様な稼業のうちに、見事な文字を書くようになったろうか」「そんなに上手(うま)いので?」「元より子どもらしい稚拙(ちせつ)はあるが、稚拙のうちに、天真といおうか何というか……左様……剣でいうならば、おそろしく気に暢(の)びのある筆だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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