...漁業で、網を引き裂かないようにするために設置する板のこと。「馬方板」。...
...日本舞踊で、男性の脇に立ち、太鼓を叩いたり、呼吸やリズムの指導をする脇方のこと。「馬方」。...
...引手(ひきて)も馬方(うまかた)もない畜生(ちくしやう)が...
泉鏡太郎 「十六夜」
...一馬方の三吉というよりも...
豊島与志雄 「狐火」
...甚兵衛(じんべえ)という馬方(うまかた)がいました...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...馬方(うまかた)の背に額を押しつけながら歩いて行く...
永井荷風 「元八まん」
...「この野郎」馬鹿と見た馬方が意外の腕立て...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのほか仲間(ちゅうげん)、槍持(やりもち)、挟箱担(はさみばこかつ)ぎ、馬方に至るまで、みな人足の肩を借りたり手を借りたりして、なかなか大業(おおぎょう)なことでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬方は手頃の棒を持っていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうにかならないのかねえ! いくつだろう?馬方 百叩きだて...
三好十郎 「斬られの仙太」
...二吉村軍之進鳥追行商人馬方検分の刑吏代官所役人/手先上林の弥造北条の喜平/子分佐貫の半助/子分町方の手先博徒喜造/甲乙茶店の爺番太読売り人足四人村の男一...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...他に通りがかりの行商人、馬方、鳥追の女など...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...馬方 むごいねえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...遂に「馬方蕎麦」と有名になってしまったのであります...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...馬方が落雷の災を免れた記念といふをこじよ祭 加賀小松山王社...
柳田國男 「祭禮名彙と其分類」
...その馬方がすがめの男であった故に...
柳田國男 「日本の伝説」
...百舌はその友人の馬方であった...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...五つもとし下の馬方だという男のことが...
山本周五郎 「さぶ」
...口の悪い馬方だの百姓の子らに...
吉川英治 「江戸三国志」
...荷持や馬方の稼(かせ)ぎにも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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