...」「古人は後生(こうせい)恐るべしと云ひましたがな...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...日比谷(ひびや)公園の池に遊べる鶴と家鴨(あひる)とを食(くら)はしめし境遇の惨(さん)は恐るべし...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...まことに恐るべし...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...恐るべし……どころでない...
泉鏡花 「薄紅梅」
...藤代(ふじしろ)女史の手腕恐るべし...
海野十三 「すり替え怪画」
...六「仏罰恐るべし恐るべし...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...またこれを見ている他の烏らも心中に、われも悪事を働いて露顕すればこのとおりの目にあうであろう、恐るべし、謹しむべしと自ら戒めるに相違ない...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
... 195神の寵する大王の怒まことに恐るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼の膝攀づべき者の一人だも 455われより生れ出でざれと――其誓願を納受せる深き地底の*ヂュウス又*ペルセポネーア恐るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...神の養ふ尊榮の叟(おぢ)よ、正しく君知らむ、彼、恐るべし、ともすれば彼は罪なきものを責む』651 最愛の友の此句はアキリュウスの威望を卜すべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...中に入ること恐るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...すべて学問というものは後学恐るべしといって...
中里介山 「法然行伝」
...恐るべし恐るべし...
萩原朔太郎 「磨かれたる金屬の手」
...恐るべし! 彼の上衣のポケットの中から...
浜尾四郎 「殺人狂の話」
...恐るべし...
福沢諭吉 「女大学評論」
...○鉛毒は慢性病なればその害大に恐るべし...
村井弦斎 「食道楽」
...知らぬふりをしているわけにもまいるまいな」「後日のたたりこそ恐るべしでございます」「飛んだ厄介者が領内へ飛びこんで来たものじゃ...
吉川英治 「江戸三国志」
...恐るべし、決死の軍には当るべからず、として彼は急に、「全軍、退け」と令して、その大軍を、徐々に、駿豆(すんず)ざかいの藍沢(あいざわ)方面へ移しだしたものだった...
吉川英治 「私本太平記」
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