...怪しいお客なら、特にていねいに応待をして、応接室へご案内しなさい」「それでは、あべこべですね...
海野十三 「金属人間」
...そのとき蜂矢は、怪しい客の顔が、ほんとうの人間の顔ではなく、マネキン人形の首であることを見破った...
海野十三 「金属人間」
...第二に怪しい興奮にどうにもしきれなくなる...
海野十三 「地獄街道」
...シッカリしていればいいじゃないの」「ところがそれが怪しいんだよ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...附き合うてもいえへん人同士怪しいやなんて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...怪しい老人から吉の占いを得て帰った...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...怪しいながらストーヴまで備えて...
野村胡堂 「九つの鍵」
...半年前女房のお信が怪しい死樣を遂げてからは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「誰が怪しいんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さう承はりますと」「予か奧が怪しいといふことになるか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一番怪しいわけで」「いや...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どこが怪しい、名探偵君……」「だって、そんな冷淡な許嫁なんか恋愛小説にだって無いわ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...あなたの身をねらッている怪しい人間が...
吉川英治 「江戸三国志」
...怪しい者ではございません...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこで、天堂、九鬼、森の三人は、各(めいめい)八、九人ずつの侍を連れて、この関の山に集まり、今度こそは、水も洩(も)らさぬような手配りの下(もと)に、怪しい虚無僧、阿波の国内をうかがおうとする銀五郎、多市などを、余さず引っ捕えようとするのである...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「怪しいのはこれだ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...ドーブレクはすぐにそれを安全な所へ匿(かく)してしまったでしょうし、それに捕縛など仕ようものならば、あの醜穢(きたな)い問題がまたまた火の手を揚げて、暗(くらやみ)の恥をあかるみへ出す様なものですからね』『フム、なるほど?』『そこで、ドーブレクと妥協をしたのです』『エ、ドーブレクと妥協、こりゃ怪しい、ハッハ……』とルパンは笑い出した...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...怪しいもんじゃありません...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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