例文・使い方一覧でみる「怨嗟」の意味

...AさんとBさんの間には怨嗟がある... AさんとBさんの間には怨嗟があるの読み方

...彼女は怨嗟の念を持っているようだ... 彼女は怨嗟の念を持っているようだの読み方

...怨嗟に満ちた目で私を見る... 怨嗟に満ちた目で私を見るの読み方

...会議での怨嗟の空気が辛かった... 会議での怨嗟の空気が辛かったの読み方

...怨嗟にかられて彼に右往左往された... 怨嗟にかられて彼に右往左往されたの読み方

...天下は亦平氏に対して少からざる怨嗟と不安とを... 天下は亦平氏に対して少からざる怨嗟と不安とをの読み方
芥川龍之介「木曾義仲論（東京府立第三中学校学友会誌）」

...増税若くは募債の一事は此際遂に免るべからざるものなるべく然かも之を斷行せんとせば必ずや先ず國民全部の怨嗟の的となる覺悟なかるべからず...
石川啄木「雲間寸觀」

...感激も怨嗟もない... 感激も怨嗟もないの読み方
伊良子清白「孔雀船」

...狂熱と恐怖と怨嗟に沸騰していた... 狂熱と恐怖と怨嗟に沸騰していたの読み方
リットン・ストレチー　Lytton Strachey 片岡鉄兵訳「エリザベスとエセックス」

...怨嗟の声地の底には根と根の沈潜したみにくい闘争があり... 怨嗟の声地の底には根と根の沈潜したみにくい闘争がありの読み方
土谷麓「呪咀」

...……これ以上軍部が無理押しをすればおそらく国民の怨嗟の府となるだろう...
戸坂潤「世界の一環としての日本」

...怨嗟（えんさ）と恐怖が... 怨嗟と恐怖がの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...町内では、夜廻りを増（ふや）し、時候（しゆん）外れの火の番を置き、鳶（とび）の者まで動員して、曲者狩に努めましたが、冬からの跳梁（てうりやう）を指を啣（くは）へて眺めるばかり、嘗（かつ）て曲者の姿を見た者もなく、よしんば見た者があるにしても、その場で斬られるのが落ちで、怨嗟と恐怖が、下町一パイに、夕立雲のやうに擴（ひろ）がつて行くのを、どうすることも出來ない有樣でした... 町内では、夜廻りを増し、時候外れの火の番を置き、鳶の者まで動員して、曲者狩に努めましたが、冬からの跳梁を指を啣へて眺めるばかり、嘗て曲者の姿を見た者もなく、よしんば見た者があるにしても、その場で斬られるのが落ちで、怨嗟と恐怖が、下町一パイに、夕立雲のやうに擴がつて行くのを、どうすることも出來ない有樣でしたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...怨嗟のようなもの... 怨嗟のようなものの読み方
松永延造「職工と微笑」

...物的価値の損亡に帰した時の怨嗟... 物的価値の損亡に帰した時の怨嗟の読み方
宮武外骨「一円本流行の害毒と其裏面談」

...怨嗟（えんさ）は曹操にあつまっている... 怨嗟は曹操にあつまっているの読み方
吉川英治「三国志」

...民の怨嗟（えんさ）と哀号の的（まと）になった... 民の怨嗟と哀号の的になったの読み方
吉川英治「三国志」

...もし天下に今日の政（まつり）を怨嗟（えんさ）するものがあれば... もし天下に今日の政を怨嗟するものがあればの読み方
吉川英治「三国志」

...内部的な抗争や司馬懿に対する怨嗟（えんさ）ではない... 内部的な抗争や司馬懿に対する怨嗟ではないの読み方
吉川英治「三国志」

...食えなくなる――」という怨嗟（えんさ）が街には充ちているありさまだった... 食えなくなる――」という怨嗟が街には充ちているありさまだったの読み方
吉川英治「私本太平記」

...世の怨嗟（えんさ）はみな天子に帰する... 世の怨嗟はみな天子に帰するの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...怨嗟（えんさ）をこめていう語気は... 怨嗟をこめていう語気はの読み方
吉川英治「平の将門」

...信長に対する衆人の怨嗟ということを宛にしていたのは確かであろう...
和辻哲郎「鎖国」

「怨嗟」の読みかた

「怨嗟」の書き方・書き順