例文・使い方一覧でみる「急角度」の意味

...足の下は急角度に傾き... 足の下は急角度に傾きの読み方
海野十三「時計屋敷の秘密」

...そこでは絶えまなく吹く北西風が道路の急角度の曲り角に粉のような雪を吹き溜め...
ソーロー　Henry David Thoreau 神吉三郎訳「森の生活――ウォールデン――」

...そうして彼女の心の態度はこのライトモチーフの現われるたびごとに急角度で転回する...
寺田寅彦「映画雑感（１［＃「１」はローマ数字、1-13-21］）」

...ここの気分の急角度の転換もよくできている... ここの気分の急角度の転換もよくできているの読み方
寺田寅彦「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」

...川がある点から急角度で南東に曲がって... 川がある点から急角度で南東に曲がっての読み方
寺田寅彦「ロプ・ノールその他」

...なぜそれが単純に理論の急変や急角度の発展として済まされずに... なぜそれが単純に理論の急変や急角度の発展として済まされずにの読み方
戸坂潤「現代哲学講話」

...急角度で細く聳えていた... 急角度で細く聳えていたの読み方
豊島与志雄「小説中の女」

...今度は急角度の転向転換などということはなく... 今度は急角度の転向転換などということはなくの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...急角度に川底へ突入するのだが... 急角度に川底へ突入するのだがの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...事件を急角度に展開させました... 事件を急角度に展開させましたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...急角度を切って紺青（こんじょう）の空へ舞いあがる... 急角度を切って紺青の空へ舞いあがるの読み方
久生十蘭「キャラコさん」

...相変らずのクラストの雪稜をぐーっと急角度に左に曲ると... 相変らずのクラストの雪稜をぐーっと急角度に左に曲るとの読み方
松濤明「春の遠山入り」

...そんなに裕福でもなかった家は急角度で没落の淵に急いだものらしく...
山本禾太郎「抱茗荷の説」

...思い切ってこうした急角度の上げ舵（かじ）を取ったのであった... 思い切ってこうした急角度の上げ舵を取ったのであったの読み方
夢野久作「怪夢」

...急角度に、兵列は右へ右へと旋（まわ）り出した... 急角度に、兵列は右へ右へと旋り出したの読み方
吉川英治「上杉謙信」

...急角度に方向を変え... 急角度に方向を変えの読み方
吉川英治「三国志」

...いかんせんお館はその器ではなかった）義元の行状だの、わけて近年、著しく思い上がって来たふうのある彼をながめて、雪斎の考えは、急角度に、保守的になった...
吉川英治「新書太閤記」

...急角度に身を捻じかわしたため... 急角度に身を捻じかわしたための読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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