...健が月末の出席歩合(ぶあひ)の調べを怠けるのさへ...
石川啄木 「足跡」
...野村も上島も怠ける譯にいかなくなつた...
石川啄木 「病院の窓」
...怠ける者もなかつた...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...怠けると何にも出来ませんぞ...
内田魯庵 「人相見」
...尤も今度は怠けるとイケマセンゾといふやうな月並な説諭は云はれないで...
内田魯庵 「人相見」
...埃は正直なもので、掃除を怠けると、直ぐ溜るものだなと弟子は思つた...
薄田泣菫 「茶話」
...庄造もそれをアテにして怠けるであろうし...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...庄造もそれをアテにして怠けるであらうし...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...どうしてゐたつて、飢渇に迫る虞(おそれ)はないと見抜いてゐるから、怠ける...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...此の男一人は怠ける暇が無い...
中島敦 「南島譚」
...「耕ちやんは怠けるのなんのと言つてもまだ家嗣(トリ)ではないのだからなんだが...
中原中也 「耕二のこと」
...立ち止ってちょっと話そうとすると、すぐ怠けるとか、暇をつぶすとか思われるので、それも出来ないのでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...夕方一度便所に水を通すことを怠けると...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...さうしてゐる間だけでも怠ける時間を引きのばさうとするのであつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...すこしも怠けることなく衣裳をとりかえさせたのであった...
室生犀星 「玉章」
...死ぬことは免れなくとも怠けるということはない場所にしよう...
柳宗悦 「工藝の道」
...うっかり怠けると煙管(きせる)の雁首でぽかり...
山本笑月 「明治世相百話」
...怠ける事さえしなければ...
夢野久作 「暗黒公使」
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