...必ずしも思う壺にはまらぬことがある...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...日取が思う壺(つぼ)にはならないで...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...結局真犯人の思う壺(つぼ)にはまったのです...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...すっかりあなたの思う壺...
江戸川乱歩 「断崖」
...その結果は彼の思う壺だったのですよ...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...まさしく王の思う壺(つぼ)だぞ...
太宰治 「走れメロス」
...知って男の思う壺(つぼ)に嵌(は)まって行くのんです...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...それこそマリヤ・ニキーチシナの思う壺だったのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...これで安心したよ」「このお馬鹿さん」妻は私の思う壺にはめられたことを覚ったらしく...
外村繁 「澪標」
...しだいに思う壺(つぼ)にはまってきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...思う壺というように...
中里介山 「大菩薩峠」
...そう来るところがこっちの思う壺(つぼ)なんだ」「何をいうんだ」「何も云やしない...
夏目漱石 「明暗」
...これ又我が思う壺である...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...友田の思う壺じゃろうけなあ」「友田の鬼奴」マンは...
火野葦平 「花と龍」
...運命をかわしてこれからのがれたり・或いはこれを制御したり・或いは慎重に物事をわが思う壺にと導いたり・するような手腕はあまりない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これが私の思う壺であった...
夢野久作 「暗黒公使」
...思う壺まで手繰り得たものとして...
吉川英治 「剣難女難」
...それはむしろこっちの思う壺(つぼ)へ墜(お)ちて行くのだ! と笑止(しょうし)にも考えられる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??