...思い思いにスキーを始めた...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...思い思いな苦しみに打ちのめされてはきりっと立ちあがっては前進してゆくのだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...思い思いの苦しみが...
林芙美子 「新版 放浪記」
...何事が始まるのかといった顔付で思い思いのところへ控えている...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...さまざまな人間が別々な場所で思い思いに書いた筆録を...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...思い思いの恰好(かっこう)で自分の仕事のあとを見入る...
本庄陸男 「石狩川」
...説教の際にも、その解釈は漠然としており、思い思いであり、まちまちである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...……飛んでもない国士のお供を仰付けられた……と思い思い大勢の下等客の視線を浴びながら...
夢野久作 「近世快人伝」
...彼はそう思い思い...
夢野久作 「木魂」
...そうして尚も不思議に思い思い...
夢野久作 「一足お先に」
...武者たちもみな思い思い...
吉川英治 「私本太平記」
...そのほかは地蔵堂の縁をめぐって思い思いな寝相をえがいていたが...
吉川英治 「私本太平記」
...武族みな思い思いに...
吉川英治 「私本太平記」
...香椎からすぐ南の丘陵帯(きゅうりょうたい)へ思い思い駈けのぼって...
吉川英治 「私本太平記」
...思い思いな餞別物(せんべつもの)も...
吉川英治 「新・水滸伝」
...山岳方面など――思い思いに捜索に向った...
吉川英治 「平の将門」
...円座を思い思いの居心地へ移して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...思い思いの大胆な色とデザインの海水着をまとうて...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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