...包物(つつみもの)を拾いあげ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...枝の接近を視力によってよりはむしろ鋭敏な勘(かん)によって知らされつつみちびかれ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...湖心寺(こしんじ)と云う寺が堤(つつみ)に沿うて湖の中にあった...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...菰(こも)で包んだ量(かさ)ばった四角な包(つつみ)を肩に乗せ...
田中貢太郎 「涼亭」
...前から川の堤(つつみ)が高く築かれていましたので...
豊島与志雄 「お月様の唄」
...白いべんとうのつつみを背中(せなか)にしょって...
新美南吉 「屁」
...不安なつつみどころのない表現として...
宮本百合子 「生きつつある自意識」
...そこで紫のスミレを二つつみました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...例えばTちゃんが洗面器のようなカンカン帽のつつみを見て笑いながら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...堤(つつみ)の外などの人に逢(あ)わぬところを縫うている故に...
柳田国男 「山の人生」
...すぐに堤(つつみ)の下へおり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...昼間甘酒茶屋に何か包(つつみ)を頂けてあるからというので...
吉川英治 「江戸三国志」
...相模堤(さがみつつみ)村の浄見寺(じょうけんじ)へまいり...
吉川英治 「大岡越前」
...もうおつつみは申しませぬが...
吉川英治 「私本太平記」
...お胸のものをつつみえず...
吉川英治 「私本太平記」
...いま三人の目の前でつつみ隠す風もなく繰りひろげて読んでいた手紙を巻き返しながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...黒い布で顔をつつみ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この種の行為が重罪とせられる点に於て畔放ち・溝埋めの国津罪(くにつつみ)を聯想せしめるものがある...
和辻哲郎 「鎖国」
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