...忿怒(いかり)は剣の罰を来(きた)らす...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...柔和忿怒の相から水火の形という風に諸々の形象が含まれているのであるから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...重ね重ね思いやりがなさ過ぎるのに又しても忿懣(ふんまん)を覚えながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...少しずつ忿怒(ふんぬ)の消え失せた彼の胸に沁みひろがって来た...
徳田秋声 「爛」
...九旬の會期唯だ怒罵忿恚の聲を以て喧擾したるに過ぎざりき是れ他なし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「貞節なんかよりも、忿怒でしょう...
豊島与志雄 「塩花」
...煮えくり返るような忿怒(ふんぬ)と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...忿怒の聲を歇(や)めなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...浪人小豆澤小六郎の忿怒に歪(ゆが)む顏だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...忿怒の涙に濡らして際限もなく掻き口説くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――大変な見幕で」お組と掴み合いの喧嘩をした後の紛々たる忿怒は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...全く違った方角へ忿怒の形で発展して行ったのでしょう...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...忿懣(ふんまん)やるかたなく思っていた民政党の参事会員は...
火野葦平 「糞尿譚」
...忠善の忿(いか)りにふれて生涯蟄居(しょうがいちっきょ)という例の少ない咎(とが)めをうけたが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...反対派の面々にまんまと背負(せお)い投げを食わされたかたちとなった自己の忿懣(ふんまん)よりは...
吉川英治 「黒田如水」
...溶(と)けぬ忿怒(ふんぬ)にうな垂れていた...
吉川英治 「三国志」
...おそらく一時の忿懣(ふんまん)にまかせ...
吉川英治 「私本太平記」
...大きな忿懣(ふんまん)を抱いていたことである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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