例文・使い方一覧でみる「心静か」の意味

...心静かに考えて置こうとした木村に対する善後策も... 心静かに考えて置こうとした木村に対する善後策もの読み方
有島武郎「或る女」

...心静かに象棋をさしてゐた... 心静かに象棋をさしてゐたの読み方
薄田泣菫「独楽園」

...彼はそこに滞在しながら心静かに養生（ようじょう）することにしたが... 彼はそこに滞在しながら心静かに養生することにしたがの読み方
田中貢太郎「赤い花」

...彼の所にてお心静かに御生害をなされませと... 彼の所にてお心静かに御生害をなされませとの読み方
谷崎潤一郎「聞書抄」

...皆様のお話をおききしつつ――わたくしも心静かに... 皆様のお話をおききしつつ――わたくしも心静かにの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...最も心静かに聴けるものだろう... 最も心静かに聴けるものだろうの読み方
野村胡堂「楽聖物語」

...心静かに日を送っている... 心静かに日を送っているの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...心静かに手を洗い了（おわ）ると... 心静かに手を洗い了るとの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...心静かに落着いて煙草を吹（ふか）して居る... 心静かに落着いて煙草を吹して居るの読み方
眞山青果「茗荷畠」

...ほんとうに独りで生きることができるように・そうやって心静かに生きることができるように・なろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...心静かにわたしは反論するであろう... 心静かにわたしは反論するであろうの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...初花の磔刑柱（はりつけばしら）の下に進み寄りて心静かに跪き礼拝しつ... 初花の磔刑柱の下に進み寄りて心静かに跪き礼拝しつの読み方
夢野久作「白くれない」

...心静かに衣紋（えもん）を繕った... 心静かに衣紋を繕ったの読み方
夢野久作「暗黒公使」

...かくて虹汀は心静かに座定を出で... かくて虹汀は心静かに座定を出での読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...心静かに待っていた... 心静かに待っていたの読み方
吉川英治「三国志」

...ただ一人になってから心静かに文状を解いた... ただ一人になってから心静かに文状を解いたの読み方
吉川英治「親鸞」

...吾々の成敗の手を心静かに待っておるらしい様子とか――そういう覚悟の者へ...
吉川英治「親鸞」

...いよいよ、明後日のことになったな」「近づきましてございます」「明日は、久しぶりに登城、殿様にごあいさつ申しあげ、心静かに、一夜を待ちたいものだ」「それにしては、あまりにご来客が混みあいまする...
吉川英治「宮本武蔵」

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