...私は微恙で済みました...
...彼女は微恙の様子で病院に運ばれました...
...事故で微恙なけがをしました...
...軽い微恙ですぐに仕事に戻れます...
...微恙ではありますが、お医者さんに診てもらった方がいいでしょう...
...読書人はたまさか微恙に罹りたいと思ふことすらある...
市島春城 「読書八境」
...さきごろ微恙(びよう)だったという便りを手にしたせいかもしれない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...母微恙(びよう)のため...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...多忙と微恙(びよう)に煩わされてはなはだまとまりの悪い随筆になってしまったのは遺憾である...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...」とその春微恙の時に医者も云っていた...
豊島与志雄 「猫」
...それもいっそぐっと寝就いてしまうほどの重患なればとやかくいう暇もないが看護婦雇うほどでもない微恙(びよう)の折は医者の来診を乞う折にもその車屋にやるべき祝儀(しゅうぎ)も自身に包んで置かねばならず医者の手を洗うべき金盥(かなだらい)や手拭(てぬぐい)の用意もあらかじめ女中に命じて置かねばならぬ...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...微恙あれば行かず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...微恙あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...自らの微恙の篤からんことを怖れて...
三好達治 「測量船」
...微恙のために阿部家の小川町の上屋敷に困臥し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...微恙愈容易...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...微恙(びやう)にことよせて房(へや)の裡(うち)にのみ籠(こも)りて...
森鴎外 「舞姫」
...微恙(びよう)にことよせて房(へや)のうちにのみ籠(こも)りて...
森鴎外 「舞姫」
...今年の夏はとうとう微恙(びよう)の内に暮した...
山本周五郎 「青べか日記」
...先ごろからご微恙(びよう)できのうまで打臥(うちふ)しておられたが...
吉川英治 「黒田如水」
...「微恙(びよう)のため」と断ってきたが...
吉川英治 「三国志」
...近ごろ微恙(びよう)であったが...
吉川英治 「三国志」
...「御微恙(ごびよう)かの」直家は不愉快な顔をした...
吉川英治 「新書太閤記」
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