...御部屋の中には皮籠(かわご)ばかりか...
芥川龍之介 「俊寛」
...三階へ御部屋が変りましたから...
芥川龍之介 「母」
...皇后様の御部屋の狆(ちん)なども拵えた...
高村光太郎 「回想録」
...或いは四月に御ところの御部屋の丸柱から...
太宰治 「右大臣実朝」
...御部屋の中が暗くなりまして――齢の頃なら四十余り...
直木三十五 「南国太平記」
...それにつきましては、一通りの御殿勤めも致しとうござりますゆえ、一二年、御部屋様付にて、見習をさせて頂きましたなら」深雪は、一生懸命であった...
直木三十五 「南国太平記」
...御部屋様の兄上の言葉か?」低いが...
直木三十五 「南国太平記」
...御部屋様などへも...
直木三十五 「南国太平記」
...振向くと「御部屋...
直木三十五 「南国太平記」
...此(この)御部屋(おへや)は夏(なつ)は涼(すゞ)しさうで結構(けつこう)だが...
夏目漱石 「門」
...暫らく隣の御部屋の机の上にお置きになつたさうぢや御座いませんか」「着換のうち...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御部屋様に直った...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御部屋樣などと顏を合せ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...九州の大々名の御部屋樣が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「お孃さんの御部屋に寢んで居られたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御部屋へ行って地球玉を持ってきてくれないか」と祖父が言った...
牧野信一 「地球儀」
...本邦に例の多かった大工の棟梁の娘が大名の御部屋(おへや)となり...
南方熊楠 「十二支考」
...御座所の御部屋の廣さは僅かに現今の四疊半敷にも足りない程度のものであつたに相違ないのである...
若山牧水 「樹木とその葉」
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