...並に隣国の御息女(ごそくじょ)...
芥川龍之介 「じゅりあの・吉助」
...林太郎様御許嫁(おいいなずけ)石崎平馬様御息女お礼様は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二千石の大身三宅彈正樣の御息女お幾樣と縁談が纒(まと)まり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藤堂和泉守さまの御息女の加代姫さまというのが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そなたも、御息女さまに、お願いして、そのお盃を、お持ち帰りを願うがよい」なぞと、いったのは、何事も心の中を、口に出せぬ浪路の、胸のうちを、代っていってやったまでなのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「御隠居の御息女が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...雪之丞どの、御息女さまは、ようくおたのみいたしましたぞ」そう、いい捨てると、そのまま姿を消してしまった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「御息女さまに、こうしてたった一夜でもお目にかかって、このまま一生、お召しもうけなかったら、わたくしは一たいどうしたらよろしいのでござりましょう」「何といやる――このまま、もうあわずなる――そのようなことがありましたら、このわたしこそ、とても生きてはおられませぬ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「御贔屓(ごひいき)にあずかりました身、それはもう御病気とうけたまわれば、すぐにお見舞に伺うはずでござりますが――わたくしが御病気のもととは? 一たいどういうわけでござりましょうか!」長崎屋は、笑いつづけて、「何も不思議がることはない、御息女は、恋の病いにかかられたのじゃ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...では、御息女が、帰り保養ときまった上は、すぐに見舞に行って上げるようなすってな――」「かしこまりました」「と、きまれば、芸者を呼んで、一つさわやかに騒ごうか」と、長崎屋が、手を鳴らす...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...例の松枝町の御息女...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...嫡子(ちゃくし)光賢(みつかた)卿に松向寺殿の御息女万姫君(まんひめぎみ)を妻(めあわ)せ居られ候(そろ)故(ゆえ)に候...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...御息女のお風邪は心配ありませんと...
吉川英治 「大岡越前」
...恩師の御息女におわびすることも能(かの)うた...
吉川英治 「篝火の女」
...何人の子の親御様でいらせられますか」「…………」「嫁(とつ)がれている御息女や...
吉川英治 「新書太閤記」
...「もし」「たれじゃ、そなたは」「あ――、私は、お綱と申すものでございますが、あなた様は、甲賀家の御息女、お千絵様ではありませぬか」「や? ……どうしてそれを知っていやる」「お千絵様! ああ、やっぱりそうでございましたか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あなたは松平家の御息女のおつもりで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...御息女所(みやすどころ)に会い奉り...
吉川英治 「宮本武蔵」
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