...三百枚を式部卿智仁親王に...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...この身などはまだ好い方かも知れぬ……』『あの登子さまが何うかなさりましたか?』『そちは知らぬか?』『式部卿の宮さまのことではござりませぬか?』『それはさうだけれども……それは誰も知つてるけれど……』『何か他に?』『御門が何うしてもお許しにならぬので……』『御門が……』登子の姿を垣間見てから...
田山花袋 「道綱の母」
...式部卿の宮の死は...
田山花袋 「道綱の母」
...登子は式部卿の宮の歌やら詩やらを出して見せた...
田山花袋 「道綱の母」
...式部卿(しきぶきょう)の宮がお薨(かく)れになって何ほどの時がたっているのでもないが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...式部卿の宮は来年が五十におなりになるのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世間までがこのために騒ぐように見える大仕掛けな賀宴のことを式部卿の宮もお聞きになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そこで八条の式部卿(しきぶきょう)の宮の秘伝の法で香を作っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...式部卿(しきぶきょう)の宮の兵衛督(ひょうえのかみ)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...式部卿の宮は参りにくく思召(おぼしめ)したのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...祖父の式部卿(しきぶきょう)の宮が御同意をあそばさない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...兵部卿(ひょうぶきょう)の宮は今も御独身で、熱心にお望みになった相手は皆ほかへ取られておしまいになる結果になって、世間体も恥ずかしくお思いになるのであったが、この姫君に興味をお感じになり、縁談をお申し入れになると、式部卿の宮は、「私はそう信じているのだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...式部卿の宮家には大夫人という性質の曲がった人が一人いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ちょうど式部卿の宮がお駈(か)けつけになった時で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...式部卿の宮も御孫の芸にお鼻の色も変わるほど感動されたのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私の叔父(おじ)のお亡(な)くなりになった式部卿(しきぶきょう)の宮が秘蔵しておいでになったのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この時分に式部卿(しきぶきょう)の宮と言われておいでになった親王もお薨(かく)れになったので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若年から愛顧(あいこ)をうけている仁和寺の式部卿宮(しきぶきょうのみや)の許へも伺った...
吉川英治 「平の将門」
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