「弊」の意味
害悪や欠点
小説での「弊」の使い方
...○ 分業と農業尚ほ大機械工業に於ける分業制の弊に就ても...
石川三四郎 「社会的分業論」
...農村の疲弊は事實である...
石川啄木 「農村の中等階級」
...何となれば罪過なる者は主人公其人と運命(運命の極弊は命数)との争ひを以て発表する者なればなり...
石橋忍月 「罪過論」
...またこの弊に打克つことが出来ないような国民ならば...
大隈重信 「選挙人に与う」
...ために二百余年の封建的な余弊がますます甚だしくなって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その頃のアイヌの生活はまったく疲弊(ひへい)の一語につき...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...通弊というものは...
豊島与志雄 「囚われ人」
...自然主義的であるためにボツボツその弊害が表われて...
夏目漱石 「教育と文芸」
...三句の歌詠むべからずなどいふは守株(しゆしゆ)の〈論〉にて論ずるに足らず候へども三句切の歌は尻輕くなるの弊有之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...いづれも皆今日の歌界の弊害を救ふに必要なる條件ならざるはあらず...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...真に現代人に共通な悪弊として非難すべきことは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...S城の市民はその疲弊の原因をS川の枯渇と知つた...
横光利一 「静かなる羅列」
...弊(たお)れながら...
吉川英治 「三国志」
...世上、つたえるだけでも、蔵人殿のほか、日野参議資朝(すけとも)、四条隆資(たかすけ)、花山院師賢(かざんいんもろかた)、烏丸成輔(からすまなりすけ)など、いずれも気鋭な朝臣がたが、これも豪気なるお若き天子に、つねづね侍(かしず)き申しあげ、また政務をみそなわす記録所には、吉田定房、万里小路宣房(までのこうじのぶふさ)、北畠親房の三卿を登用召され、世間ではそれを“三房(ぼう)ノ智(ち)”と申したりしておりますそうな」「もっぱら宋学の新説を学びとり、儒仏の究理なども旺(さかん)と聞くが」「されば、天皇おみずからも」「では、異国の学を鑑(かがみ)として、時弊を打ち破り、ひいては執権北条の幕府をもくつがえして、政治(まつりごと)を遠きいにしえに回(かえ)さんとの思し召でもあるか」「あ...
吉川英治 「私本太平記」
...旧弊の擁護者(ようごしゃ)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...初めて吏道の悪弊(あくへい)を知った...
吉川英治 「源頼朝」
...日本化――林邑楽の変遷――秘伝相承の弊――伎楽面とバラモン神話――呉楽...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...今の青年教育は大概この弊に陥っています...
和辻哲郎 「すべての芽を培え」
便利!手書き漢字入力検索
