...予は切にその偶然ならん事を庶幾(こひねが)ふ...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...安全を庶幾(しょき)する心がけを暴露するものだということに帰着するようだ...
有島武郎 「片信」
...転瞬(てんしゅん)の間に内外(ないげ)を断じ醜を美に回した禅機を賞し達人の所為(しょい)に庶幾(ちか)しと云ったと云うが読者諸賢(しょけん)は首肯(しゅこう)せらるるや否や(昭和八年六月)...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...次第に箇々の融合といふ境を庶幾することが出来た...
田山録弥 「心理の縦断と横断」
...而して是れ實に立憲政治家の責任に背かざるの名を得るに庶幾しと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唯だ善政を行ふに依て之れを庶幾し得べしと信ぜり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...而して是れ実に立憲政治家の責任に背かざるの名を得るに庶幾しと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...庶幾くば神來の一味を捕捉するに近からんか...
長塚節 「草津行」
......
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...所謂「庶幾数年後 恵洽夷二岩齬一」といふ抱懐が漸次実現しかけた訳である...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...僕の見た男は則ち其人たるに庶幾い...
二葉亭四迷 「旅日記」
...その誇りとする出来栄えを世界万国に示されん事を庶幾(しょき)する次第だ...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...一つでも沢山にその数の増加せん事を庶幾(しょき)している...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...薄給にして廉なるは君子たるに庶幾(ちか)し...
正岡子規 「夜寒十句」
...庶幾(こいねが)うところなりとて...
南方熊楠 「十二支考」
...過誤なきに庶幾(ちか)からう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
......
柳田国男 「故郷七十年」
...庶幾(こひねがはく)は以て無益の争論を止むべし...
山路愛山 「英雄論」
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