例文・使い方一覧でみる「幾百」の意味
スポンサーリンク...その後（ご）幾百年（いくひやくねん）の間（あひだ）その所在地（しよざいち）が見失（みうしな）はれてゐたが... 
今村明恒 「火山の話」
...某の身代は幾百万円あるとかいうことのみを聞き慣れている読者の耳には...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...幾百という魚が群をなして...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...幾百台の荷馬車が並んで...
徳永直 「戦争雑記」
...否幾百万という新聞読者までが...
戸坂潤 「社会時評」
...幾百万というすべての人類は幸福になるだろう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...幾百万の人間、数代にわたる哀れな奴隷は、ただ／＼女の欲望のためのみに、こうした懲役みたいな工場労働で、身を亡ぼしているのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...上野の鐘が鳴る前世紀の人達が幾百年聞き澄ましたそれと同じ寂滅無常（じゃくめつむじょう）の声...
永井荷風 「曇天」
...この子幾百の骨が青草の中にじっと待っているのだ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...幾百噸（トン）の量とも知れず立ち上がる...
夏目漱石 「二百十日」
...吾々は幾十幾百の童謠を作り...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...井原富吉氏が先代五郎右衛門氏の遺産として幾十万円だか幾百万円だかの財産と共に譲られた煉瓦の高塀は...
水上滝太郎 「遺産」
...その代り迚（とて）も幾百両だしても買へない善（い）いお土産をもつて来た...
宮原晃一郎 「竜宮の犬」
...幾百条の脈の網のように...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...いつまでも幾百という反対党を攻撃しなければならないだろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...幾百度の戦がこのあたりで行われたことであろう...
横光利一 「欧洲紀行」
...中（ちゆう）老人は誰が何を書いて幾百フラン儲けたと云ふ様な事を細細（こま／″＼）と話して居たが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...今日までには幾百回の強意見（こわいけん）が繰り返されたか知れない...
吉川英治 「剣難女難」
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