...幾年もの間、あなたを待っていました...
...彼女は幾年もの間、海外で勉強していた...
...幾年もの歳月をかけて、その建物は完成した...
...幾年もの間、コレクションを集めていました...
...幾年かにわたって、その地域で研究を行っています...
...幾年後には何千円を値いするようになるかも計られない...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...「この幾年もの間俺が君に祝って上げたよりも一層目出たい聖降誕祭だよ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...彼も幾年のあいだ...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...そしてたとえせいぜい幾年生き延びたところで永遠の死に対してはその余命は無に等しい...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...幾年ぶりかで産みの母の手に帰って来た瑠美子と...
徳田秋声 「仮装人物」
...もう幾年にもなった...
徳田秋声 「黴」
...結婚生活三十幾年...
豊島与志雄 「古木」
...」「幾年かかってもいいわ...
豊島与志雄 「白藤」
...さらに幾年かの後(のち)...
豊島与志雄 「魔法探し」
...ことごとく幾年か手伝った御蔭である...
直木三十五 「死までを語る」
...幾年か連れ添った後(のち)夫は死んだ...
夏目漱石 「永日小品」
...十幾年ぶりでおめにかかった母堂の生家は秋田藩士族の移住者であるといったふうなのだ...
服部之総 「望郷」
...里子が芸者になつてゐると知らされて、幾年か前の、牛込若松町の喫茶店の二階での事を、直吉はふつと思ひ出してゐた...
林芙美子 「瀑布」
...殊に九尺の大床に幾年か昔に使った妙な鉄砲だの刀だのがあるのが武器嫌いな子には真にたまらなかった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...片時離れることもない十幾年の御生活であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こゝわづかな幾年の春を目出度がつたりしてゐたが...
吉川英治 「折々の記」
...十幾年(いくねん)かまえには...
吉川英治 「神州天馬侠」
...これとて生前幾年の知己でもなかったし...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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