...主権遂にツォイスの手に帰するに至りしは...
高木敏雄 「比較神話学」
...そのおもな原因は日本が大陸の周縁であると同時にまた環海の島嶼(とうしょ)であるという事実に帰することができるようである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...又は事実回帰すると考えられるような場合があっても...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...リッケルトは実在(事実)に二つの根本的な規定を帰する...
戸坂潤 「科学方法論」
...模写説に帰すると批評されているわけである...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...案外はっきりした機構に帰することが出来て...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...こうした新傾向の帰するところは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...我々が別個かつ継続した存在を帰する印象と...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...より正確な思考の方法に復帰するけれども...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...最初の発見者たる彼らの手に帰するであろうという予想の下に...
本庄陸男 「石狩川」
...そして彼の仕事が水泡に帰するのであらうことを慮つて...
牧野信一 「趣味に関して」
...そのとき彼はアノニムな「ひと」を対象とすることによって彼自身アノニムな「ひと」となり、虚無に帰する...
三木清 「人生論ノート」
...一朝富家の独占に帰するを見て...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...その見合せが自分の責任に帰すると云ふ所から...
森鴎外 「大塩平八郎」
...帰することになるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...蕩児(とうじ)の極道事(ごくどうごと)に帰するのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...この変化はギリシア的精神の影響に帰することもできるが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...そうなればヘンリ王子以来の努力は水泡に帰する...
和辻哲郎 「鎖国」
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