...あのプロジェクトの差配は彼が握っている...
...今日の食事の差配は私がします...
...部署の人員配置については彼が巧みに差配している...
...会議の進行を差配するために彼がリーダーに選ばれた...
...差配の上手な人は、リソースを最大限に活用することができる...
...人だかりの中へ立って見てござった差配様(おおやさん)が...
泉鏡花 「婦系図」
...差配(おおや)はどこだと聞きゃあがる...
泉鏡花 「婦系図」
...最早袋物屋さん下駄屋さん差配人さんを理想としないでも済むようになった事実を見て...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...それにうかと差配はのせられてしまった...
豊島与志雄 「古井戸」
...御前一つ手紙をかいて差配の所へ郵便でやれ書留にしなくてはいかんといってまた出て行った...
夏目漱石 「倫敦消息」
...差配のつく杖の音だけが廊下に音している...
林芙美子 「貸家探し」
...もう差配の下駄はそこにはなかった...
林芙美子 「貸家探し」
...差配のフラットの呼鈴を押すと...
久生十蘭 「ノア」
...でもいまだに何ともご通知がありませんのですよ」差配(さはい)のお内儀は...
平林初之輔 「私はかうして死んだ!」
...差配人が出て老人に逢つた...
クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 森林太郎訳 「フロルスと賊と」
...差配さんだってそう云ったでしょ」「うるせえうるせえ」平吉という男は首を振って遮った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...おれは差配のところで店賃の帳面を見たが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...みんなふるえあがってるぜ、もうよそうじゃねえか」「もっこ部屋の者だって」こぶはそう云いながらちょっと考えてみて、それからぐいと顎(あご)を引いた、「――それがなんで、こんなところへでしゃばって来たんだ」「おれにも覚えがあるからさ」こぶはまた眼をそばめた、「そうか、おめえか、あの才次をのしたってのは」「よしゃあよかった、あんなことをしてもなんのたしにもなりゃあしねえ、あとで自分がいやになるばかりだ」「だめだ、あっちへいけ、おらあ島ぬけをするんだ」「島ぬけは死罪だろう、それに」と云って栄二は微笑した、「このまっぴるま、どうやって島ぬけができる」「邪魔をするやつあ叩っ殺すまでだ」「ここの人間を全部か」栄二は片手でぐるっと円を描いてみせた、「――そいつあてんから無理なこった、まあちょっとおちついて話そうじゃねえか、いったいどういうわけでこんなことになったんだ」「おとよをぬすまれたんだ」こぶは掛矢をどしんと地面へ突きおろした、「松造のちくしょうが出てゆくときも、おとよは出さねえでくれって、おらあ差配役に頼んでおいた、何度も何度も、頭あさげて頼んでおいたんだ、それだのに松造のちくしょうはおとよをぬすんで出ちまやがった、差配役も誰も、出てゆくおとよを止めようとはしなかったんだ」こぶの顔が歪(ゆが)み、眼から涙のこぼれ出るのが見えた...
山本周五郎 「さぶ」
...差配役の松田権蔵が調べられ...
山本周五郎 「さぶ」
...仮にも差配役にそんなまねができるかと云い...
山本周五郎 「さぶ」
...差配の家へ寄ると「お豊が来て荷物を持っていった」と告げた...
山本周五郎 「花も刀も」
...』差配は狡猾らしい笑ひを漏らしながら我等を顧みて斯う言つた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...一方差配の爺さんからはそんなことに頓着なく...
若山牧水 「樹木とその葉」
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