例文・使い方一覧でみる「差引き」の意味
スポンサーリンク...山根の潮の差引きに... 
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...これらを差引きして考えると...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...差引き大した損をしていないのだと思っているようにも思われた...
海野十三 「すり替え怪画」
...なお差引き五千円を利し得る...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...かれこれ損害の分を差引き...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...持って来た一円二十銭のうちから差引き七十銭五厘がまだ蝦蟇口（がまぐち）の中に残っていた...
田山花袋 「田舎教師」
...犯罪と差引き勘定をすることで...
徳田秋声 「縮図」
...給料からの源泉課税差引きを免除された...
豊島与志雄 「失われた半身」
...差引き埋合せがついたとする...
中里介山 「大菩薩峠」
...苦楽の損得を差引きして...
萩原朔太郎 「名前の話」
...前五ヶ年平均町費を差引き...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...貝を売っても差引き四百ポンドの損になった...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...これで平田を口説いたのと差引きにしてやろう」「まだあんなことを」「おッと危（あぶ）ない...
広津柳浪 「今戸心中」
...差引き勘定をしたならば...
本庄陸男 「石狩川」
...」「それ位ひならば、せめて毎朝、此方のだけは一度宛（づゝ）時間を合せて置けば好いのに！」「あたしには二日目には何れ位ひ、三日目には何うといふ風に勘定すると直ぐに時間が解るのよ、差引きでさ、感心なことには何方の時計も進み方と遅れ方がそれは／＼正確なのよ...
牧野信一 「村のストア派」
...同時に「仕送り分は差引きだ」と宣告され...
山本周五郎 「季節のない街」
...差引き四の相違が生じるわけだから...
吉川英治 「三国志」
...それとこれとの差引き勘定の空間で...
吉川英治 「私本太平記」
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