...その巓(いたゞき)にはチウダレイクスが廢城の殘壁ありて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...遠くヒマラヤの雪巓を観望する丘の上に燃ゆるが如き壮志を包んだ遺骸を赤道直下の熱風に吹かれつつ荼毘に委したは誠に一代のヒーローに似合わしい終焉(しゅうえん)であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...又我国の八海山(はつかいさん)は巓(いたゞき)に八ツの池あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その流るゝやうな涼しい光は先(まづ)第一に三峯(みつみね)の絶巓(いたゞき)とも覚しきあたりの樹立(こだち)の上を掠(かす)めて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...嬉(うれ)しげな旦(あした)めが霧立(きりた)つ山(やま)の巓(いたゞき)にもう足(あし)を爪立(つまだ)てゝゐる...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...おもむろに赤城の巓(いただき)を離れて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
......
中谷宇吉郎 「雪」
...俄(にわ)かに山巓(さんてん)の観測所に閉居するに至らば...
野中到 「寒中滞岳記」
...家七間霧にみな貸す初秋を山の素湯(さゆ)めで来しやまろうど赤城山巓大沼のほとりにその昔一軒の山の宿があつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...二人で丁度一番高い岩山の巓(いたゞき)まで登つた...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...登つて来る時には、海なんぞは少しも見えなくて、この巓に出ると、忽然(こつぜん)限りもなく広い海が目の前に横たはつてゐたのである...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...それの見出される山巓(さんてん)にあるのだ」となっている...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...蜃気楼のようにもう一つ二子山の巓(いただき)が映っている...
宮本百合子 「海浜一日」
...巓(いたゞき)は禿(とく)せり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...険しい巓(いただき)の上の空に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...一つの路(みち)は崎嶇(きく)たる石山(いしやま)の巓(いたゞき)に攀(よ)ぢ登り...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...恍惚の絶巓(ぜつてん)に歌ふ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...隙があらば此劒が峰の絶巓を襲つて來ようと待ち構へてゐるやうに...
吉江喬松 「山岳美觀」
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