例文・使い方一覧でみる「山葡萄」の意味
スポンサーリンク...その又小さい部屋の隅には黒いヴエヌスの像の下に山葡萄が一ふさ献じてあるのです... 
芥川龍之介 「河童」
...そのまた小さい部屋の隅（すみ）には黒いヴェヌスの像の下に山葡萄（やまぶどう）が一ふさ献じてあるのです...
芥川龍之介 「河童」
...黒い山葡萄の實ほどに太つてゐた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...山葡萄の黒い小粒な實が多い原野は矢ツ張り...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...木蔦（きづた）の蔓（つる）に絡（から）まるゝ山葡萄（やまぶだう）こそうるさけれ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...山葡萄（やまぶだう）を採（と）りに行つたり為た事があるといふが...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...もう一つのは山葡萄で紅葉してゐる...
寺田寅彦 「伊香保」
...山葡萄は棚にしたら一向に實がならぬさうである...
寺田寅彦 「伊香保」
...山葡萄は矢張り人家にはそぐはないと見える...
寺田寅彦 「伊香保」
...山中で山葡萄（やまぶどう）などちぎると猿（さる）に対して気の毒に思う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...山葡萄をちぎっては猿に気の毒...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...處々楢（なら）や白樺（しらかば）にからむだ山葡萄の葉が...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...山葡萄（やまぶだう）のやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...茨や山葡萄（ぶどう）の蔓が組合い絡合う暗い林の中で不器用な品物を運ぶのは楽でない...
久生十蘭 「湖畔」
...もっと他の山葡萄だの...
堀辰雄 「美しい村」
...いつの間にかその柱に山葡萄が捲きついて...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...自然に生える山葡萄の実でかもしたんだ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...あとでまた珍味が来るからね」山葡萄の古酒から始まって...
山本周五郎 「山彦乙女」
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