...この木は裸木ですね...
...秋になると周りの木々が葉を落とす中で、裸木だけが独り踊りを踊る...
...樹高10mの裸木が、路地の奥に存在している...
...散歩をしていたら、裸木の枝に小鳥が止まっていました...
...最近、近所の公園で裸木の葉が生えている木を見かけました...
...散り透けた裸木と裸木との間から...
薄田泣菫 「独楽園」
...夜桜にまじる裸木おそろしく 叡子さうして又今皆様を送り出した部屋には只椿子と私があるのみでございます...
高浜虚子 「椿子物語」
...紫蘇の実のほのかなる(雲関亭即事)・さみしい顔が更けてゐる風が冷い握手する竹植ゑてある日向の家まつたく裸木となりて立つ(雲関亭即事)十一月廿六日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...裸木の訃がまた新らしく胸をついた...
種田山頭火 「行乞記」
...「松」の裸木追悼号を読んで...
種田山頭火 「行乞記」
...裸木もそうごんなものだ...
種田山頭火 「其中日記」
...裸木塚芭蕉塚平□塚都影居泊...
種田山頭火 「旅日記」
...雨も春とほく白波が見えて松のまがりやう裸木に一句作らしたといふ猿がしよんぼりぬくい雨となる砂の足あとどうやら晴れてる花ぐもりの水平線・春の海のどこからともなく漕いでくるこれから旅も...
種田山頭火 「旅日記」
...もう大半枯れてる裸木なので...
豊島与志雄 「古木」
...多くの裸木に交った二本の松の大木を見つけた...
中島敦 「虎狩」
...その裸木の幹が白い地上に黒々と交錯して見える...
中島敦 「虎狩」
...あの木も今はみんな落葉して裸木になっているのだが...
原民喜 「忘れがたみ」
...家家が白菊をもて葺く様に月幸ひす一村の上十二月の冬の月が武蔵野の葉を落した裸木と家根とを白く冷くしかし美しく照してゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...日が沈み終つても尚裸木に止つた儘動かない鵜を火の消えた火鉢の炭のやうに感じたのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...亭々と天を摩してゐた大銀杏焼けて裸木となり...
正岡容 「大正東京錦絵」
......
三好達治 「寒林小唱」
...鳴き交わすように裸木の林のあいだを縫い...
山川方夫 「博士の目」
...濡れそぼった柿の裸木...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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