...彼女は小都会育ちで、都会にはなじみがない...
...小都会の自然はとても美しいです...
...小都会は、都会とはひと味違った雰囲気があります...
...都会から小都会に引っ越すことになりました...
...小都会での生活も悪くないと感じています...
...漸々発達しかけた許りの小都会だのに...
石川啄木 「菊池君」
...その小都会から更に十里はなれた或る城下まちの高等学校にはいってからは...
太宰治 「おしゃれ童子」
...その海のある小都会に到着したのは...
太宰治 「デカダン抗議」
...小都会なら、ニュルンベルグもリュツェルンも面白く、ブリュージュにもヴェネチアにも、惚れ惚れするような、独得の旨味があるが、真に一国の首府としての美観と情味とを兼ね備えた大都会は、何といっても、パリとウィーン、これが両大関のように思われる...
辰野隆 「パリの散策」
...豊橋と云うような地方の小都会で暮すことは淋(さび)しさに堪えられない気がしたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...豊橋のような小都会で一生を燻(くすぶ)って暮すのは余りにも佗びしい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一般に誰でも農村を離れて都会なり小都会なりへ出稼ぎするという一般的風潮や思潮を食い止めることが仕事になっているように見える...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...大都会や小都会の波の中へ没してしまつたことを思ひ出した...
富永太郎 「鳥獣剥製所」
...プショール河に臨んだ小都会...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...羅府から十五哩程離れている小都会...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...気の置けない小都会の世話役らしいこの男の淳朴(じゅんぼく)さがフリント君の気に入った...
牧逸馬 「夜汽車」
...K町は小都会? であつた...
牧野信一 「山を越えて」
...小都会式な仕立ての服...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...小都会の武家仲間でも遊歴算家に学ぶものもあったが...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...到るところの小都会で支那人の篆刻師(てんこくし)が町角などで露店をはつてコツ/\とハンコを刻つてるのをよく見受けた...
宮地嘉六 「老残」
...僕が先年或る地方の小都会へ旅行してその地の紳士に西洋料理を御馳走されたが紳士は西洋料理屋へ入って椅子(いす)へ着くと...
村井弦斎 「食道楽」
...約百三十里の小都会である...
吉川英治 「三国志」
...現在よりは遥かに殷盛(いんせい)な小都会であったのではないかと思われる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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