...『あれこそは小松殿の御内(みうち)に花と歌はれし重景殿よ』など...
高山樗牛 「瀧口入道」
...第三當時小松殿の侍に齋藤瀧口(さいとうのたきぐち)時頼と云ふ武士ありけり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...病と稱して小松殿が熊野參寵の伴(とも)にも立たず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...第十二一穗(すゐ)の燈(ともしび)を狹みて相對(あひたい)せる小松殿と時頼...
高山樗牛 「瀧口入道」
...小松殿の側に侍(はんべ)るものは御子維盛(これもり)卿と足助二郎重景のみ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...折から一人の青侍(あをざむらひ)廊下に手をつきて、『齋藤左衞門、只今御謁見を給はりたき旨願ひ候が、如何計らひ申さんや』と恐る/\申上ぐれば、小松殿、『是れへ連(つ)れ參れ』と言ふ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...小松殿聲懸(こゑか)け給へば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...小松殿は取上げて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...小松殿逝去(せいきよ)と聞きては...
高山樗牛 「瀧口入道」
...先には横笛、深草の里に哀れをとゞめ、今は小松殿、盛年の御身に世をかへ給ふ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...柱とも石とも頼まれし小松殿...
高山樗牛 「瀧口入道」
...誰れあらん小松殿の嫡男として...
高山樗牛 「瀧口入道」
...同じ小松殿の御内(みうち)に朝夕顏を見合せし朋輩の我...
高山樗牛 「瀧口入道」
...平家の小松殿の身内だったが...
吉川英治 「私本太平記」
...小松殿のお力をかりるしかないと考えていたが」「宗清が...
吉川英治 「源頼朝」
...程近い小松殿――清盛の長子重盛(しげもり)の館を訪れた...
吉川英治 「源頼朝」
...七条、八条、池殿、小松殿、泉殿、東は二条三条のここかしこからも、いちどに黒煙が揚がりはじめた」「えっ、煙が?」人々は、どよめき出した...
吉川英治 「源頼朝」
...小松殿の薔薇園(しょうびえん)だの平相国入道(へいしょうこくにゅうどう)の館(やかた)だのが甍(いらか)をならべていた平家繁昌の頃から...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索