...小市民な考え方は嫌いだ...
...彼女は小市民的な感覚を持っている...
...彼は小市民的な趣味が好きだ...
...都会人には小市民的な部分がない...
...社会において、小市民的な視野は問題だとされる...
...旧式ないわゆる小市民の家庭のお嬢さんらしい女学生も...
寺田寅彦 「柿の種」
...だから学生を単なる中間層とか小市民であるとか...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...社会から進歩的と睨まれているインテリ小市民の社会生活権喪失に就いての不安などは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...民間のファッショ団(主として小市民・農民・後れた労働者からなる)から発生した諸外国のファシズムも初めは反資本家的姿態をこらしたものである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...処が又小市民的中間層に特有な精神主義は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...こうした唯物史観主義が日本の「教養ある」小市民層の哲学趣味や文芸趣味に投じることによって繁栄しているアカデミックに卑俗な夫々の唯物論(?)であることは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ドイツの小市民にすぎなくて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...相変らずの小市民的な利己主義と卑俗さのうちに低迷していました...
豊島与志雄 「水甕」
...要するに小市民で...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...善良な小市民の見本であったらしい...
長谷川時雨 「西川小りん」
...知識人(インテリ)の表情と小市民気質とを理解した...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...四十八歳の温厚な小市民型(タイプ)である...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...進歩的な小市民・インテリゲンツィアが革命の道ゆきにどのような位置と使命とをもっているかということについて...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第六巻)」
...チェホフは小市民的卑俗さ...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...しかもそれは一人の前進的な人間の小市民的インテリゲンツィアからボルシェビキへの成長の過程であり...
宮本百合子 「巖の花」
...小市民的云々のこともあるけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...小市民風のこせつきの代りに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...四つ辻や道傍(みちばた)にかたまっている無数の小市民の顔には...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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