...それ以上尋ねることはやはりわたしには考えものだった...
芥川龍之介 「夢」
...そして又何うしたらいゝか尋ねるために...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...」と浦島は小声で尋ねる...
太宰治 「お伽草紙」
...」と浦島は小聲で尋ねる...
太宰治 「お伽草紙」
...湖南(こなん)の浄慈寺(じょうじじ)に来てわしを尋ねるが宜い...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...」「尋ねるって、いったい、なんのことなんです...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...尋ねる人の行衛(ゆくえ)は一向にわからなかった...
永井荷風 「ひかげの花」
...されば滑稽なるわが日和下駄(ひよりげた)の散歩は江戸の遺跡と合せてしばしばこの明治初年の東京を尋ねる事に勉(つと)めている...
永井荷風 「日和下駄」
...わたくしの尋ねるお雪ちゃんの片身が――片身というのもおかしいようですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...尋ねるといふでもなく昨日炭木の運ばれた窪みを登つて行つた...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...「その方(かた)が男爵でいらっしゃるんですか」と細君が不思議そうに尋ねる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ファウストの中にどういう観念を具体化しようとしたかと尋ねる...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「どこからお出でました?」と尋ねるお婆さんもあれば...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...餌を尋ねる多数の餓狼の如くに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...病気かと重ねて尋ねると...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...」妻は牴牾かしがって尋ねると...
室生犀星 「童子」
...そういうことは尋ねるものでないかも知れない...
室生犀星 「童子」
...部屋が明いているかを尋ねる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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