...然も此一封が、嘗てこのS――村に呱々の聲を擧げ、この學校――尤も其頃は校舍も今の半分しか無く、教師も唯の一人、無論高等科設置以前の見すぼらしい單級學校ではあつたが、――で、矢張り穩健で中正で無愛憎(ぶあいそう)で、規則と順序と年末の賞與金と文部省と妻君とを、此上なく尊敬する一教育者の手から、聖代の初等教育を授けられた日本國民の一人、當年二十七歳の天野大助が書いたのだと知つたならば、抑々何の辭を以て其驚愕の意を發表するであらうか...
石川啄木 「雲は天才である」
...即ち被封鎖状態が彼らの科学を進歩せしめた...
石原莞爾 「戦争史大観」
...封印をしてないところが上下左右と奥との五つの壁だ...
海野十三 「火葬国風景」
...プラチナの腕輪の嵌(はま)った手を伸ばしてその白い西洋封筒を受けとりながら――これは十円紙幣かな――とドキッとした...
海野十三 「軍用鼠」
...かの大変動を起して積年の封建を破って王権の下(もと)に統一し...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...それを封筒に容れて表に津寺方丈(つでらほうじょう)御房(ごぼう)と書き...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...鍵箱の上書和解この封印する箱には和蘭(オランダ)国王より 日本国君(征夷大将軍を指し奉(たてまつ)るなり)に呈する書簡の鍵を納む...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...」と女は懐中から封筒を出して中島に渡し宛名番地を書いてもらいながら...
永井荷風 「ひかげの花」
...封も切らずにあるやつが...
中里介山 「大菩薩峠」
...世の中からはまだ封建的な習慣が脱(ぬ)け切れなかったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...富岡から五千円の為替(かはせ)を封入して...
林芙美子 「浮雲」
...封建制度から君主政治へ移つていつた経済上の条件を分析してゐないが...
平林初之輔 「文学方法論」
...彼は丁寧に封筒を切りながら...
堀辰雄 「聖家族」
...封演の『聞見記』を引き...
南方熊楠 「十二支考」
...人格の自由を封じられた今日の労働者と...
柳宗悦 「工藝の道」
...……(中略)開封と云う町は想像以上に立派なところで...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...五万石に加封(かほう)のうえおなじ三河の岡崎城へ移された...
山本周五郎 「日本婦道記」
...あとに残った艦隊はアラビア人の貿易封鎖のために紅海の入口の方へ巡航に出かけたが...
和辻哲郎 「鎖国」
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