...いとまごいをするのは...
海野十三 「怪星ガン」
...荒涼(こうりょう)たる山岳地帯のうちつづく月世界に暇乞(いとまごい)をした...
海野十三 「月世界探険記」
...今日故郷(くに)へ帰るについて暇乞(いとまごい)かたがた参詣に来た...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...子供等に暇乞(いとまごい)をする手紙も無かった...
太宰治 「女の決闘」
...最後に暇乞(いとまごい)をしようとした時...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...二十年の学校生活に暇乞(いとまごい)をしてから以来...
寺田寅彦 「変った話」
...暇乞(いとまごい)して店を出で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...リーズにまだいとまごいをしているとき...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...白仁さんのところへ暇乞(いとまごい)に行ったので少し後(おく)れて着くと...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...私共はその原書を撫(なで)くり廻(まわ)し誠に親に暇乞(いとまごい)をするように別(わかれ)を惜(おし)んで還(かえ)したことがございました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...お暇乞(いとまごい)に参上いたしますと...
堀辰雄 「姨捨」
...夜が更(ふ)けて熱がさめたので暇乞(いとまごい)して帰途に就いた...
正岡子規 「車上の春光」
...天岸医学士長州へ赴任のため暇乞(いとまごい)に来る...
正岡子規 「病牀六尺」
...暫くして三人は暇乞(いとまごい)して帰りかけたので余は病床に寐て居ながら何となく気がいらつて来て...
正岡子規 「病牀六尺」
...いとまごいがすんだらすぐ帰れ……」わたしは自分が捨(す)て子(ご)だったという考えばかりに気を取られていたから...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...十月二十九日朝御暇乞(おんいとまごい)に参り...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...わたくしは暇乞(いとまごい)をしようとした...
森鴎外 「渋江抽斎」
...おいとまごいをしました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「いさましい ちびの仕立屋さん」
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