...今日の最高気温は何度だったかは寒暖計で確認した...
...寒暖計の針が急に上昇し、明日は気温が上がる予想だ...
...寒暖計の針がゼロ度を下回ると氷点下になる...
...寒暖計のガラス管に水が入っていると、正確な温度が計測できない...
...外での作業前に必ず寒暖計で気温を確認し、適切な服装で対応する...
...華氏寒暖計が毎朝零下二十度から三十度までの間を昇降して居た...
石川啄木 「菊池君」
...うちの寒暖計はこわれていますから……(間)戸外の声 (ドアの口で)ロパーヒンさん! ……ロパーヒン (とうからこの呼び声を待っていたかのように)ああ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...寒暖計はずっと氷点以下に降っていると抗弁したところで...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...風呂場の寒暖計はひどく虐待されるようである...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...寒暖計を一本下げて気温を測ったりして歩きました...
寺田寅彦 「先生への通信」
...湯の温度を計る寒暖計があるなら...
寺田寅彦 「茶わんの湯」
...呉服商が一々寒暖計と相談する必要がない...
寺田寅彦 「方則について」
...すなわち民衆の貧富は常に正しい寒暖計を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その中に綺麗に洗った寒暖計を入れておくと...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...寒暖計のように上ったり下ったりするのです...
夏目漱石 「私の個人主義」
...船室の寒暖計が十度を示していたので...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...寒暖計の水銀が面白い程収縮して往くのには気がついても...
牧逸馬 「運命のSOS」
...上方の寒暖計はいっぺんに昇華してきて...
正岡容 「寄席」
...その寒暖計に小き輪飾(わかざり)をくくりつけたるは病中いささか新年をことほぐの心ながら歯朶(しだ)の枝の左右にひろごりたるさまもいとめでたし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...とにかくに状袋箱の上に並べられたる寒暖計と橙と地球儀と...
正岡子規 「墨汁一滴」
...迚(とて)も寒暖計などは目に入れる余裕がなかったから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...勝介 そりや寒暖計が一本なくちゃ駄目だ...
三好十郎 「樹氷」
...その殺人狂が寒暖計の代りに人間の頭をタタキ割ったものとしたらどうだい...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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