...疲れ切つてゐるのでぐつすり寐たのである...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...一人おいて向こうに寐ているはずの悟空(ごくう)の鼾(いびき)が山谷(さんこく)に谺(こだま)するばかりで...
中島敦 「悟浄歎異」
...子供の家に五六日(ごろくんち)寐起(ねおき)する例になっていたんだが...
夏目漱石 「それから」
...眠くて寐(ね)られない様な気がした...
夏目漱石 「それから」
...寐ているとも起きているとも付かない細君は...
夏目漱石 「道草」
...「貴方(あなた)そんな所(ところ)へ寐(ね)ると風邪(かぜ)引(ひ)いてよ」と細君(さいくん)が注意(ちゆうい)した...
夏目漱石 「門」
...宗助(そうすけ)は夫迄(それまで)全(まつた)く能(よ)く寐(ね)てゐたが...
夏目漱石 「門」
...我(わし)が寐てからは稼ぎ人(て)なしの費用(いりめ)は重なる...
樋口一葉 「大つごもり」
...本当に打ち解けて寐ているわけではないのだ...
堀辰雄 「ほととぎす」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...座敷へ移つてからは左向に寐て痛所をいたはつて居た...
正岡子規 「墨汁一滴」
...少ししきゃあ寐ませんでしたの...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...無論寐てゐなかつたものが多数ある...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...まだ寐(ね)ないでいるね」お上さんは黙っている...
森鴎外 「雁」
...お前は寐ておいで...
森鴎外 「最後の一句」
...頭が寐入れば、体は皆萎える...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...彼れが富嶽の詩神を思ふの文は愈(いよ/\)奇也、曰く寤果して寤か、寐果して寐か、我是を凝ふ、深山夜に入りて籟あり、人間昼に於て声なき事多し、寤(さ)むる時人真に寤めず、寐(ね)る時往々にして至楽の境にあり、身躰四肢必らずしも人間の運作(うんさく)を示すにあらず、別に人間大に施為する所あり、ひそかに思ふ終に寤ざるもの真の寤か、終に寐せざるもの真の寐か、此境に達するは人間の容易(たや)すく企つる能はざる所なり...
山路愛山 「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」
...夢寐(むび)の間も忘れ得ず...
吉川英治 「親鸞」
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